バフェット太郎です。

中国の上海総合指数は前日比-79.23pt(-2.86%)安の2687.98ptと急落して取引を終えました。急落した主な要因は、中国人民銀行が全銀行を対象に預金準備率を50bp引き下げると発表したためです。

そもそも預金準備率とは、銀行などの金融機関が預金の一定比率以上を中央銀行に預け入れる比率のことです。預金準備率を引き下げるということは、銀行が貸出に回せるお金の量が増えることを意味するので、企業の設備投資や事業の拡大が見込めます。つまり、景気刺激策の一環として打たれたわけです。

しかし、中国の景気減速は鮮明で企業の過剰投資が問題になっています。金融機関が企業に貸出をしたところで、ゾンビ企業が生まれるだけでしょう。また、ゾンビ企業はいずれ淘汰されるので、貸したお金を回収できない金融機関も打撃を受けて、最悪のシナリオでは金融機関の破綻連鎖が想定されます。
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チャートはダウ・ジョーンズ上海指数です。MACDはデッドクロスを形成しようとしており、ぼくは中国株の暴落を予想しています。
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