バフェット太郎です。

ぼくは今まで投資や経済、金融に関する本を手あたり次第読んできました。その数はざっと200~300冊とかです。そんな中でぼくの投資家人生を大きく変えた一冊があります。

ジェレミー・シーゲル氏の『株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす』 、通称赤本がそれです。

シーゲル氏は前著『株式投資 第4版 』、通称緑本において、「S&P500ETFに長期投資することがベストな投資戦略だ」と主張しました。それから二年がかりでシーゲル氏は広範囲で膨大な量のデータを徹底して調査した結果、考え方を一変させました。

シーゲル氏が続編となる『株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす 』で書いたこと、それは「S&P500ETFに長期投資するよりも、優良高配当株に長期投資して配当を再投資することがベストな投資戦略だ」というものです。

その根拠とするところは、1957年~2003年の46年間においてS&P500ETFのトータルリターン(配当再投資済み)は年率11.18%だったのに対し、S&Pコア10種(過去15年間減配していないS&P100の配当利回り上位10銘柄)のそれは15.68%だったというものです。

個別銘柄の運用成績上位銘柄を挙げると、フィリップ・モリス(現アルトリア・グループMO)やコカ・コーラ(KO)、ペプシコ(PEP)、コルゲート・パルモリーヴ(CL)、プロクター&ギャンブル(PG)などの生活必需品関連株、アボット・ラボラトリーズ(ABT)、ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(BMY)、ファイザー(PFE)、メルク(MRK)などのヘルスケア関連株が上位を独占しました。

つまり、消費者に馴染みのあるブランドを保有する高配当株に投資し、配当を再投資すれば良いというわけです。そのため、ぼくのポートフォリオも生活必需品関連株などのディフェンシブ銘柄が中心です。一方でアマゾン(AMZN)やフェイスブック(FB)などの高PER株は本書の指摘にある通り「成長の罠」に陥りやすいので避けています。

また、高配当株よりも積極的に自社株買いをするバイバック銘柄の方が良いのではと疑問に思う投資家もいると思います。そのあたりのことも第10章(p172)で述べられているので投資戦略の参考にしてみてください。

さらに、高配当株の配当再投資戦略において、保有銘柄の株価が上昇した場合、あるいは減配や無配に転じたとき、どのように対処するか、またそれらのコストに関することも書いてあります。(p170)

本書は一回読んで終わりというものではありません。何度も何度も繰り返し経典のように読むものです。つまり一生ものの本だというわけです。そのためできれば綺麗な本を買って、要所にアンダーラインやコメント、付箋などをつけて自分だけの赤本を作ってください。ぼくは投資家人生のすべてをこれに賭けてます。



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