バフェット太郎です。

14日のNYダウ株式市場は前日比+15.52ドル(+0.09%)高の1万7229.13ドルとほぼ横ばいで取引を終えました。値動きが重かった理由は15日から16日にかけて行われるFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えて全体的に様子見ムードが広がったためです。一方で原油価格は-4%安と売り込まれました。

原油価格が急落した主な要因は、OPEC(石油加盟国機構)が発表した月報で、非加盟国の生産コストが低下していることで供給量が増加すると指摘し、2016年のOPEC産原油に対する需要見通しを前月から下方修正したためです。

また、石油会社の間でリスクヘッジが進んでいることも懸念されています。この場合のリスクヘッジとは、原油の空売りを仕掛けることで、原油価格が下落することで利益を上げられる金融取引をすることです。そうして本業の赤字を埋めることで原油価格の反発を待つわけです。

それなら石油会社が生産をやめればいいのでは?と思うかもしれませんが、石油会社は金融機関に対して多額の借り入れをしていることから、返済のためにも操業を続けなければならないのです。また、一部の石油会社ではリストラも進んでいます。リストラをする企業はコスト面で負担が軽くなる一方、原油価格が反発してもすぐに増産することはできません。そのため、リストラをせず、原油の空売りを仕掛けたうえで操業を続けながら、原油価格の反発を待つ企業が優位に立てます。もうね、チキンレースなんです。
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原油の日足チャートです。レジスタンス(上値抵抗線)に抑えられており、34ドル方向を目指しています。また、MACDもデッドクロスの準備に入っていることから、今後の相場を見極めるためにもFOMCが注目されます。

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