バフェット太郎です。

ぼくは毎月、ポートフォリオにおける構成比率下位銘柄を定期的に買い増ししているですが、先日、米たばこ最大手のアルトリア・グループ(MO)を1株62.22ドルで41株買い増しました。
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MOは世界売上高トップのマールボロをはじめ、ラークや葉巻のブラック&マイルドなどのブランドを傘下に持っています。2007年に食品部門のクラフトフーズを、08年には国際部門のフィリップ・モリス・インターナショナルをそれぞれスピンオフ(分離・独立)しました。

米たばこ事業は規制と訴訟リスクが極めて高いので、MOとレイノルズ・アメリカン(RAI)の寡占状態になっています。一方で、たばこの販売本数は下落基調のため、電子たばこが成長分野になります。MOは先月、大量のリストラに踏み切り、人員削減で得た年間3億ドルの資金を電子たばこの開発費に回すそうです。

MOの自己資本比率は8.85%と低いですが、有利子負債はほとんどなく、バランスシートは健全です。加えて、既存のたばこ事業は大きな設備投資も必要としませんから潤沢なキャッシュフローが見込めます。MOはEPSの80%を配当に回すこと、そしてEPS(一株当たりの利益)を年間7~9%で成長させることを目標にしています。

たばこ事業は衰退産業なので利益成長が望めないと思うかもしれませんが、全くそんなことはありません。MOのように安定したキャッシュフローが見込める企業は自社株買いをすることでEPSを成長させることができるからです。

また、MOはビール世界シェア第二位のSABミラーの大株主で、SABミラー株の25%を保有しているのですが、最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブ(BUD)がSABミラーを買収するとのことで合意しており、将来、MOはBUDの株を大量に保有することが期待されています。現在は、公正取引委員会の承認待ちで、もしこれが承認されなければ、SABミラーに30ドルもの違約金が支払わられます。つまり、どちらに転んでもMOはおいしい想いができるというわけです。
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チャートは17日のMO週足チャートです。見ての通り、高値圏で推移しています。今回の買い増しにより平均取得価格は上がりました。

ほとんどの投資家は高値更新中の銘柄を買い増すのに躊躇し、調整を待ってから投資しよう考えます。つまり、ベストな投資タイミングを探すわけです。ぼくは度々ブログで言及している通り、ベストな投資タイミングなんて探る必要は全くないと考えています。それよりも個人投資家は、ドルコスト平均法でコツコツと定期的に株を買い増していけばいいのです。

★★★

フィリップ・モリスについては『米国シガレット産業の覇者―R・J・レイノルズ社とフィリップ・モリス社の攻防』が参考になります。

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