バフェット太郎です。

自分の買値から値上がりしない株はクズ株という考え方では、賢明な投資家にはほど遠いです。

ときに個人投資家の考え方について「ダッセーなぁ」と思うのは、値上がりしない株をクズ株だと考える輩です。リーマンショック以降、株価が力強く伸びているグロース株には、「うん、競争優位性が高い(ドヤッ)」とか「うむ、ワイドモート(キリッ)」と頷くのだけれど、株価の冴えないオールドエコノミーに対して「ビジネスモデルが陳腐化して淘汰される」とかわけのわからないことを言うのです。

銘柄分析はそれぞれの価値観、考え方があってい良いと思いますが、結局のところ「ダサい投資家は何に投資してもダサい」というところに最後は収れんします。センスの良い投資家とは、優良株をちゃんと厳選して投資しており、銘柄にあった運用をしています。

優良株とは、大きく分けて二つあって、アップル(AAPL)、アルファベット(GOOGL)やアマゾン(AMZN)、フェイスブック(FB)、ビザ(V)、MA(マスターカード)、ギリアド・サイエンシズ(GILD)、スターバックス(SBAX)など、将来有望と期待されていて誰もがその価値を認める株です。

もうひとつは、昔から消費者に馴染みのあるブランドを所有していて、成長が期待できないオールドエコノミー株です。具体的な銘柄を挙げるとコカ・コーラ(KO)、プロクター&ギャンブル(PG)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)などです。

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GOOGLなどの優良株はグロース株に当たるので、比較的株価は上昇しやすいです。一方でオールドエコノミーは自社株買いや配当利回りで投資家に還元する傾向が強いので、株価成長率は比較的マイルドです。そのため、「株価の値上がりがすべてだ!」と信じているダサい投資家はGOOGLなどのグロース優良株を長期保有しようとします。

GOOGLだけではありません。AMZNやVなどの優良株を競争優位性が高いから永遠に売るつもりはないとか、ドヤ顔で言うダサい投資家がいますが、ハッキリ言って、これらの銘柄はバイ&ホールドするような銘柄ではありません。

また、株式市場の急落直前にKOやJNJのようなディフェンシブ銘柄を手じまって、「一旦利食いして、相場が落ち着いたら再度安値で拾う予定」とかドヤ顔で言うのもダサい投資家です。通常KOやJNJのようにベータ値の低い銘柄に対しては、頻繁に売買しないものです。

そういうダサい投資家は結局のところ何に投資してもダサいので救いようがないです。WMTやIBMなどの一部優良株の株価は低迷していますが、そういう株を株価だけでクズ株だと判断し、GILDのようなグロース株を長期保有するような投資家はハッキリ言って、ダサすぎる!
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