バフェット太郎です。

積極的に自社株買いをするバイバック銘柄に、国防大手のノースロップ・グラマン(NOC)があります。NOCは売上高の8割を米政府に依存しており、米議会が軍事費の削減を掲げるなかで、売上高の拡大は見込みにくいと言われていました。航空宇宙分野ではステルス爆撃機B-2やRQ-4グローバル・ホーク無人偵察機、電子分野では防衛用機器やレーダー、早期警戒システム等を扱っており、加えてサイバー、ミサイル防衛の情報システムも提供しています。また、軍用ドローンメーカーとしては最大手です。

最近では、2015年にカーター米国防長官が米空軍が2020年代半ばに投入を目指す新型長距離爆撃機「LRS-B」の開発企業としてNOCを選んだことで注目を集めています。爆撃機の数は80~100機になる見通しで、開発費を含めた事業総額は800億ドル規模になるんだとか。
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売上高は軍事費の縮小を受けて縮小傾向にあります。一方で営業利益は横ばいで利益率は改善しています。主要顧客が米政府ということから景気に左右されることはなく、安定した収益が確保できます。
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純利益はほぼ横ばいだったのにも関わらず、EPS(一株当たりの利益)は二倍以上に上昇しています。主な要因は自社株買いによるものです。NOCは積極的に自社株買いをする企業として有名で、過去4年間で発行済み株式数の32%を買い戻しています。これは年率8%にもなります。また、配当利回り1.65%を含めた株主利回りは9.65%にもなります。これだけの数字を出せる銘柄は米国株でも少なく、日本株では絶対あり得ません。
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キャッシュフローは比較的安定しています。投資C/Fが少ないことからフリーC/Fが大きいです。手元には自由に使えるお金が残るので、そのほとんどを自社株買いと配当に使っているというわけです。そのためBPS(一株当たりの純資産)は伸びていません。
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週足チャートです。強気トレンドを堅持しています。

バイバック銘柄を選ぶとき、一番気を付けなければならないことは、今後も確実に自社株買いがされるかということです。NOCの場合、軍事費の縮小という問題はありますが、景気に左右されることもないので今後も安定した収益が期待できます。また、積極的に株主に還元していく姿勢も好感できます。つまり、バイバック銘柄としては最有力銘柄です。

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