バフェット太郎です。

11日のNYダウ株式市場は、前日比-20.55ドル(-0.12%)安の1万7556.41ドルと下落して取引を終えました。取引時間のほとんどをプラス圏で推移していたものの、取引終盤になって消費関連株に売りが膨らみ、銀行株や素材株の買いを相殺しました。

今週、アルコア(AA)の決算発表を皮切りに、各社決算発表を控えています。S&P500種企業の第1四半期決算は前年同期比7.6%減になると予想されていることから、ハードルは低いです。そのため予想を上回る決算が相次ぐはずなので、先回りして買い向かう人がいる一方、低いハードルすら超えられなかった場合を見越して慎重に取引する参加者の姿も目立ちます。その際、失望売りが加速する懸念もあります。つまり、今はまだ手探り状態っていうことです。

バフェット太郎は、大型グローバル株(ダウ・ケミカル(DOW)やマクドナルド(MCD)、フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)、モンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)、アボットラボラトリーズ(ABT)、IBM、インテル(INTC)など)は「買い」である一方、アマゾンやイケてる高PERグロース株は「売り」と考えてます。

バフェット太郎がそう考える理由は、大型グロース株に関しては言うまでもなく、ドル安局面において、グローバル企業の売上高が上昇するから「買い」です。反対にアマゾン(AMZN)や高PER株は弱気相場に極端に弱いから「売り」です。

そもそも株価=EPS(一株当たりの利益)×PER(株価収益率)で求められるわけですが、大型グロース株の場合、もともとのPERが高くありません。一方でAMZNなどのグロース株はPERが何十倍、何百倍とついてるので、EPSが上昇してもPERが下がるため株価が急落するということは何も珍しい話ではありません。

では、なぜこれから弱気相場が始まると言えるのか。それはいろんなところで兆候が見えるわけです。その一つとしてドル円を挙げたいと思います。

過去、00年と07年の強気相場終焉の直前、ドル円はS&P500指数に先行して売られました。これは、円が低金利を理由に資金調達通貨であるためです。世界の投資家たちは低金利の円を借りて、利回りの高い米国債や米国株を積極的に買います。この際、円で米国株は買えませんから、円をドルに換金(円売りドル買い)して米国債や米国株を買います。すると円安、米国株高になるわけです。それがリーマンショック以降、2015年末まで見られた光景です。

では、米国株を手じまうとどうなるか。当然借りた円を返さなければなりませんから、米国株を売って、手持ちのドルを円に換金(ドル売り円買い)して、円で返します。すると相場は円高、米国株安になります。

米国株式市場全体が弱含むなかで、特に売られるのは、付き合ってることをみんなに自慢したくなるようなイケてる銘柄たちです。例えばAMZNがそれです。その他にも今まで保有していたことを自慢できたようなイケてる高PER株です。

イケてる銘柄が売られる一方で、先に挙げたような、「みんなにバカにされるから」と内緒で付き合ってたような地味子大型グローバル株が買われます。これらの銘柄はドル安の恩恵を受けるので堅調に推移しやすいです。また、付き合いづらい不思議ちゃん金鉱株はもっと大きく買われます。

(参考:ウォール・ストリート・ジャーナル )