バフェット太郎です。

史上最高傑作の投資本『株式投資の未来』の前著『株式投資』は、長期投資家なら必ず読むべき名著です。ここには、単純に「S&P500ETFに長期投資することがベストな投資戦略だ!」と書いてあるだけではありません。ジェレミー・シーゲルは膨大なデータを綿密に調査・研究しており、S&P500ETFよりも優れた投資戦略を本書で見つけています。

例えば、1957年当時の時価総額上位20社の50年間の利回りがリストになっています。一部抜粋すると以下の通りです。

1位ソコニー・モービル石油(現エクソン・モービル)13.85%
2位ロイヤル・ダッチ石油(現ロイヤル・ダッチ・シェル)13.75%
3位ニュージャージー・スタンダード石油(現エクソン・モービル)13.31%
4位シェル石油(現ロイヤル・ダッチ・シェル)13.28%
5位インディアナ・スタンダード石油(現英BP)13.01%

これに対して、S&P500ETFの平均利回りは10.88%でした。また、時価総額上位20銘柄の平均利回りは11.78%と0.9%pt上回っていることから、大型株投資がS&P500ETFに劣るわけではないということが証明されています。

加えて、S&P500構成銘柄の利回り上位20社の利回りもリストになっています。こちらのリストは『株式投資の未来』にも掲載されているものです。

1位フィリップ・モリス(現アルトリア・グループ)19.88%
2位アボット15.86%
3位クレーン15.47%
4位メルク15.43%
5位ブリストール・マイヤーズ・スクイブ15.43%

となっています。また、上位20銘柄のうち11銘柄が生活必需品セクターで、5銘柄がヘルスケアセクターです。こうしたことから、ポートフォリオを組み入れる際は生活必需品セクターとヘルスケアセクターを中心に構成するといいと思います。バフェット太郎のポートフォリオの半分は生活必需品セクターで構成されているのはこのデータを元にしています。

また、本書では配当利回りの高い銘柄を集めたS&P10種やダウ10種の平均利回りもちゃんと掲載されています。ちなみに、バフェット太郎が高配当利回りばかりの銘柄ばかり買うのは、このデータを元にしています。

経験が浅く、歴史を知らない未熟な投資家ほど、将来の成長が期待できるイケてるグロース株に長期投資しようとします。しかし、ほとんどの場合で投資家は割高な値段を支払わされるため、市場平均の利回りをアンダーパフォームしてしまうのです。

そうではなくて、消費者に馴染みのある商品やサービスを提供している地味で退屈なオールドエコノミーに長期投資した方が儲かるっていうことを本書には書かれています。

ページ数は405ページと「株式投資の未来」の340ページよりもボリュームがあり、データ量も圧倒的に豊富です。「株式投資」が「株式投資の未来」に劣るなんてことは全然ないので、まだ読んでない人は必読ですよ!



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