バフェット太郎です。

21日のNYダウ株式市場は、前日比-113.75ドル(-0.63%)安の1万7982.52ドルと反落して取引を終えました。労働省が発表した、米新規失業保険申請件数は予想26万3000人に対して、結果24万7000人と1973年11月以来の低水準に改善しました。

雇用環境が改善するものの、決算シーズンにおいては、相場は経済指標よりも企業の決算発表を重視します。

米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)が第1四半期決算を発表しました。内容は悪かったです。

EPSは予想1.06ドルに対して、結果1.06ドルと予想に一致しました。
売上高は予想325億ドルに対して、結果321億7000万ドルと予想を下回りました。
通期見通しに変更はありませんでした。

売上高が低迷した主な要因は、ワイヤレス事業の不振によるものです。

また、VZの労働組合員は先週から、10ヵ月に及ぶ労使交渉の不調を踏まえてストライキを打ち、二週目に突入しました。ストが長期化するようであれば、第2四半期決算及び、通年の業績を圧迫する可能性があるとの見方を示したこともマイナス材料となり、株価は前日比-3.3%安と急落しました。

経営成績
1
米通信業界はVZとAT&T(T)の2強です。2013年以降営業利益が拡大した主な要因は、英ボーダフォンとの合弁事業ベライゾン・ワイヤレスのボーダフォンの持ち分45%全てを買い取り、合弁を解消、完全子会社化したためです。ちなみにベライゾン・ワイヤレスは米国シェア第1位です。
2
14年にBPS(一株当たりの純資産)が急減している主な要因は、英ボーダフォンとの合弁事業、ベライゾン・ワイヤレスの持ち分45%全てを1300億ドルで買い取ったためです。それによりEPSは急増しています。

VZやTに投資する投資家の目的は、高配当にあります。配当を再投資する戦略を用いる場合、通信や公益などのディフェンシブ銘柄はポートフォリオに必須の銘柄です。VZの配当利回りは4.34%で配当性向は51%と余裕があります。
3
キャッシュフロー計算書を眺めると、営業CFと投資CFが緩やかに増加していることが確認できます。結果的にフリーCFが伸びていません。

通信業界は価格競争などシェア争いが激化しているため、利益も伸びないと予想されています。
4
日足チャートでは50日移動平均線を割り込みました。サポートラインは49ドルと46ドルです。株価の急落で配当利回りが高くなったら、積極的に買い増ししたい銘柄です。