バフェット太郎です。

世界最大級の石油開発支援メーカー、シュルンベルジェ(SLB)が第1四半期決算を発表しました。内容はまちまちでした。

EPSは予想0.40ドルに対して、結果0.40ドルと予想に一致しました。
売上高は予想65億3000万ドルに対して、結果65億2000万ドルと予想を下回りました。

第1四半期に2000人の追加削減を実施しました。

ブルームバーグによれば、ポール・キブスガードCEOは「油田サービス業界が本格的な資金難に陥る明らかな兆しが見られ、世界的な事業活動の縮小と活動停止のペースは前例にない水準に達している」と指摘し、「活動停止の規模と異常さから考えて環境は次の四半期も引き続き悪化する予想される」と述べています。

経営成績
1
前期は原油安の影響により、上流工程の石油会社の開発見送りや値下げが響き、リストラ策を実施したものの大幅な減収減益となりました。
2
BPS(一株当たりの純利益)は増加傾向にあります。一方でEPS(一株当たりの利益)は商品市況に左右される傾向があるのでブレが大きいです。また、DPS(一株当たりの配当)は連続増配実績こそ少ないですが、減配もありません。配当額を維持しながらしっかりと株主に還元している姿勢は好感が持てます。
3
前期は原油安の影響を受けて、投資CFが縮小しました。一方で本業の儲けは稼げているのでフリーCFは高水準です。
4
週足チャートを眺めると、一年半続いたレジスタンス(上値抵抗線)を最近ブレイクアウトしたことが確認できます。目先200日移動平均線を試す展開です。

SLBは長期バリュー株投資家が、エネルギーセクターをポートフォリオに組み入れる際に必ず候補に挙がる銘柄ですが、エネルギー株を二つ組み入れたいときなどにも重宝されます。例えば、エクソン・モービル(XOM)を組み入れたあと、もう一銘柄エネルギーセクターから選びたいときはシェブロン(CVX)やコノコフィリップス(COP)などの石油生産会社ではなくて、SLBのような油田サービス会社を選ぶことで同じエネルギーセクターでも分散効果が期待できます。

これからのシナリオとして、SLBと同業の油田サービス会社が破綻すると予想されているわけですが、すでにSLBに投資している人は、ホールドが望ましいです。バフェット太郎がそう考える理由は、リグカウントは確実に減少傾向にあり、原油の供給過剰問題の解消は時間の問題だからです。別の言い方をすれば、原油の底は打ったということです。

財務体質の弱い油田サービス会社が次々と破綻していくなかで、SLBのような財務体質が強固な優良株はむしろ「買い」なんです。

参考(ブルームバーグ