バフェット太郎です。

ネット小売り世界最大手のアマゾン(AMZN)が第1四半期決算を発表しました。

EPSは予想0.6ドルに対して、結果1.07ドルと予想を上回りました。
売上高は予想280億ドルに対して、結果291億3000万ドルと予想を上回りました。
営業利益は予想5億4500万ドルに対して、結果11億ドルでした。

収益柱のクラウドサービス、AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)は、売上高が26億ドルと前年同期比+26%増でした。また、営業利益は5億8800万ドルと+131%増でした。

第2四半期売上高は予想283億4000万ドルに対して、新ガイダンス280億~305億ドルと上方修正されました。
営業利益は予想8億5000万ドルに対して、新ガイダンス3億7500万~9億7500万ドルでした。

経営成績
1
売上高は順調に拡大しています。14年12月期はオリジナルスマートフォン(ファイヤフォン)の不振などで赤字に転落しました。しかし、その後はアマゾンプライムサービスが寄与して業績を大幅に回復させました。また、クラウドサービスのAWSが新たな収益柱として存在感を高めています。

2
BPS(一株当たりの純資産)は06年比で56.15倍と大きく成長しています。一方でEPSの成長率は同期間2.78倍と低いです。これは目先の業績よりもシェアの拡大に重点を置いているためです。
3
本業の儲けを示す営業CFは順調に拡大しています。投資CFも拡大傾向にありますが、前期はAWSが寄与したこともあり、フリーCFが大幅に拡大しています。AMZNは稼いだ利益を株主に還元したりせず、事業の成長を優先しているので、バリュー株投資家には向かない銘柄です。
4
AMZNの週足チャートです。強気の上昇トレンドチャネルを形成しています。MACDはゴールデンクロスが発生し「買い」シグナルを出しています。目先のターゲットは昨年末につけた高値、700ドルです。

現在、AMZNのPERは約530倍で推移していますが、これを「割高だ」とは判断しません。AMZNのようなグロース株は、適正PERが一体何倍なのか誰にもわからないからです。そのため、PER1000倍でも割高ではないし、割安でもありません。何度も言いますが適正株価は誰にもわからないのです。では、何を判断材料にして買えば(あるいは売れば)良いのかと言うと、それは相場の勢いだったりチャートだったりするわけです。

世界の投資マネーは今、グロース株などのリスク資産から、公益株、通信株、金鉱株などのディフェンシブ銘柄に流れているので、AMZNには不利な相場環境です。また、チャートを頼りにすれば、700ドルのレジスタンスをブレイクアウトするかが注目されるわけですが、これを超えられないようだとダブルトップ形成後、株価はトレンドチャネルの下限を、それをさらに割るようなら200日移動平均線をターゲットに急落します。

決算の数字は?と疑問に思う投資家もいると思いますが、予想を上回る好決算を出しても下がるときは下がるものなんです。