バフェット太郎です。

米石油最大手のエクソン・モービル(XOM)が第1四半期決算を発表しました。内容は良かったです。

EPSは予想0.31ドルに対して、結果0.43ドルと予想を上回りました。
売上高は481億4000万ドルに対して、結果487億1000万ドルと予想を上回りました。

原油価格の低迷が影響し、売上高は前年同月比28%減、純利益は63%減の18億1000万ドルと1999年以来の低水準まで落ち込んだものの、予想を上回ったことで株価は+0.42%高で取引を終えました。

探鉱・生産部門は7600万ドルの赤字に転落しました。特に米国事業の落ち込みが大きかったです。

化学部門の利益は38%増の14億ドルでした。特殊化学品、汎用品の需要増加で販売数量が伸びたことに加えて、垂直統合体制をとる施設で大幅に費用を圧縮したため、利益率が改善されました。

精製・販売部門の利益は46%減の9億600万ドルでした。世界的に比較的堅調だったガソリン需要に支えられました。

経営成績
1
原油価格の下落を受けて、業績は悪化しています。エネルギー株は商品相場に大きく左右されやすいので、業績は安定しません。
2
BPS(一株当たりの純資産)は順調に拡大しています。配当は33年連続増配しており、今後も増配が続く見込みです。現在の配当利回りは3.3%です。
3
シェールオイルへの投資などで、フリーCFが悪化しています。そのため、自社株買いは縮小する方針です。ちなみに、過去4年間で発行済み株式数の13.93%を買い戻しています。これは年率平均3.48%の配当利回りと同じ意味です。
4
1974年から始まる42年長期チャートです。サポートラインを引くと、過去7回底値をつけています。またそのいずれの時もRSIが50pt程度まで落ちていました。つまり、7回目となる今回も底値をつけたと考えることができるわけです。バフェット太郎が米国会社四季報2016年春夏号 の座談会において、エネルギー株は「買い」だと言った根拠はこれです。

石油リグは一昨年のピークからおよそ80%減少しており、原油生産も着実に減少しています。そのため、今後は需要が供給を上回るため原油相場が回復してくると思います。

先日、S&PによるXOMの格付けは、「AAA」から「AA+」に引き下げられました。これで「AAA」はマイクロソフト(MSFT)とジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の二銘柄だけです。