バフェット太郎です。

先週末の原油価格は、一時1バレル46.78ドルをつけ、一年半ぶりに50日移動平均線を上回りました。
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原油価格が値上がりする一方で、それまで耐えることのできなかったシェール企業の破綻が相次いでいます。日本経済新聞によれば、2015年からの倒産件数は60社を超えるとのこと。負債総額は200億ドルにも上っています。

4月中旬、中堅シェール企業のグッドリッチ・ペトロリアムとエナジーXXIが破綻しました。これらの企業は金融機関から多額の借り入れをして操業するわけですが、原油安の影響から収益が上がりませんでした。しかし、利息分を払う為、操業をせざるを得なく、無理やり操業していたのです。これが需給問題の解決を先延ばしにする原因となっていたわけですが、ついに資金繰りに行き詰まりました。

米金融オッペンハイマーのフェデル・ゲイト氏によれば、「原油価格が1バレル50~60ドルに戻ったとしても、シェール企業の半数は事業を継続できる状況にない」と分析しています。

EIA(米エネルギー情報局)によれば、米原油生産は日量895万バレルと14年10月以来の900万バレルを割りました。また、15年6月ピークの961万バレルから減少基調が続いています。さらに、シェール企業の多くが投資を削減しているため、今後も生産量の減少は続くと予想されています。

各エネルギー株のPERを見ると以下の通りです。

エクソン・モービル(XOM)22.97倍
シェブロン(CVX)41.71倍
シュルンベルジェ(SLB)49.29倍
キンダーモルガン(KMI)181.22倍

これらのPERを見て「割高だから買わない」というのは間違いです。

エネルギー株のような市況関連株は、高PER時が買い時なんです。そもそもエネルギー株は商品相場に業績を大きく左右されます。従って、原油価格が急落して収益が悪化したからと言って、この状況がずーっと続くなんて誰も考えないわけです。「しばらくすれば原油価格が持ち直して株価も回復する」と考えられるわけです。だから、配当実績が長く、利回りの高いXOMやCVXとかが買われるわけです。

反対に配当実績が短いCOPやKMBのような株は買われません。なぜなら目先の高利回りは絵に描いた餅になる可能性が高いからです。実際COPもKMIも減配し、利回り6%は絵に描いた餅になってしまいました。

バリュー株投資家が長期保有を前提にしてエネルギー株を買う場合、配当実績の長い銘柄を買います。例えばそれはXOMでありCVX、あるいはSLBといった王道のエネルギー株です。自分にしかその株の価値がわからないような誰も知らないエネルギー株に手を出せば、痛い目に遭うことになるので気を付けたほうが良いですよ。

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