バフェット太郎です。

米製薬大手のファイザー(PFE)が第1四半期決算を発表しました。内容は良かったです。

EPSは予想0.55ドルに対して、結果0.67ドルと予想を上回りました。
売上高は予想120億2000万ドルに対して、結果130億ドルと予想を上回りました。
通期のEPS見通しは予想2.30ドルに対して、新ガイダンス2.38~2.48ドルと上方修正されました。
通期の売上高見通しは予想512億4000万ドルに対して、新ガイダンス510億~530億ドルと上方修正されました。

既存製品と新製品の両部門が増収と好調だったことから通期の業績見通しが上方修正されました。
4
上方修正を受けて株価は大きく上昇しています。

経営成績
1
業績は長期的に見るとほぼ横ばいで成長していません。

15年12月期は、好採算のワクチンや乳がん治療薬「イブランス」など新薬が好調でした。一方で既存薬が減少しました。後発薬は「ホスピーラ」が一部寄与しましたが、ドル高の影響を受けて為替差損が発生したことに加えて、訴訟和解費などで純利益は続落しました。

14年12月期は、がん治療薬の販売に加えて新興市場での需要が伸びたものの、特許切れによるジェネリックとの競合や研究開発コストが重荷となり減収減益となりました。
2
EPS(一株当たりの利益)のブレは大きいですが、通期EPSは新ガイダンスで2.38~2.48ドルと予想されています。DPS(一株当たりの配当)はリーマンショック以降、二年連続で減配していますが、11年以降増配が続いています。また、配当性向が心配されていましたが、通期EPSが2.38~2.48ドルと予想されていることから、配当性向は50%未満になりそうです。BPS(一株当たりの純資産)はゆるやかに成長しています。
3
PFEは設備投資がほとんど必要としないことから、莫大なフリーCFを稼ぎ出しています。フリーCFは配当や自社株買いなどで積極的に株主に還元しています。PFEは過去4年間で発行済み株式数の20.50%を買い戻しました。これは年間配当5.13%に匹敵します。また、現在の配当利回り3.67%を足し合わせれば、株主利回りは8.80%にもなります。これはダウ採用銘柄のなかで最も高い数字です。ちなみにトラベラーズ(TRV)も8.80%です。三番目はIBMの8.46%です。

投資家のなかには、配当利回りではなく、自社株買いを含めた株主利回りを大切にする投資家は少なくありません。バフェット太郎も注目している指標です。ただし、ここで注意しなければならないのは、その会社が伝統的に自社株買いをしてきたかということです。

なかには1~2年だけものすごい規模の自社株買いをして、その後はパッタリなんて企業だってあります。また、自社株買いするよ!って発表したけどやっぱりやりませんでしたっていう企業だってあるわけです。そこで投資家が注意しなければならないのは、過去の自社株買い実績です。その会社が伝統的且つ積極的に自社株買いをしているかどうかを確認してから必ず投資するようにしてください。

ちなみに、ダウ構成銘柄で積極的に伝統的且つ積極的に自社株買いをしている銘柄には以下のような銘柄があります。

アメリカン・エキスプレス(AXP)
ホーム・デポ(HD)
IBM
ファイザー(PFE)
トラベラーズ(TRV)
エクソン・モービル(XOM)

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