バフェット太郎です。

フィンテック関連銘柄でモバイル決済のスクエア(SQ)株価暴落に続いて、融資サービスのレンディング・クラブ(LC)の株価も暴落しました。「レンディング、お前もか…。」
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ソーシャル・レンディング・サービスの最大手、米レンディング・クラブ(LC)のルノー・ラプランシュCEOが辞任したことを受けて、株価は前日比-34.93%と暴落しました。LCの取締役会は不適切な融資慣行の情報開示をめぐる調査を実施していました。

そもそもこのLCはP2P(ピアtoピア)技術を利用した融資で、個人と個人のお金の貸し借りを仲介しています。主な収益源はその仲介手数料でした。ネット利用で経費を削減し、従来の金融機関よりも高い預金金利、低い借り入れ金利を実現しました。

LCは新たな手法として、個人向け融資を証券化し投資家向けに売買するようになりました。今回問題になったのは、プライムローンに近いローン債権2200万ドルを投資家に販売したのですが、どうやらこの取引に不正があったようです。

LC側は、2200万ドルのローン債権のうち300万ドル分について、本来基準を満たさないはずのものを、融資申し込みの日付を変更するなどしてプライムローンに見せかけて販売したとのこと。この取引には3人の上級幹部も関与していた疑いがあり、ラプランシュCEOの他、この3人も辞職する見通しです。

販売した2200万ドルのローン債権は、LCが投資家から額面通り買い戻して、他の投資家に販売したとのことです。


2016年以降、ただでさえフィンテック関連のベンチャー企業は資金調達が難しくなって大変だっていうのに、ソーシャル・レンディング・サービスの最大手LCが不正を働いたことで、ますます市場は冷え込みそうです。

フィンテック オワタ\(^O^)/www
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