バフェット太郎です。

17日のNYダウ株式市場は、前日比-180.73ドル(-1.02%)安の1万7529.98ドルと急落して取引を終えました。急落した主な要因は、利上げ観測が再燃したためです。

米労働省が発表した4月のCPI(消費物価指数)は前月比、予想+0.3%増に対して、結果+0.4%増と予想を上回りました。ガソリン価格と家賃の値上がりが全体の水準を押し上げたことに加えて、安定的な物価上昇が続いたことで、3年2か月ぶりの大きな伸びを示しました。また、好調な経済指標を受けて二人の地区連銀総裁が年内の利上げ回数を2回もしくは3回の利上げが妥当になるとの考えを示しました。

CMEのFEDウォッチによると、市場は11月の利上げ確率を前日の42%より高い58%と織り込んでいます。ただし、マーケットの雰囲気はあまり良くありません。先日発表したホームデポ(HD)の第1四半期決算の業績は、市場予想に加えて通期見通しまで上方修正する完璧な決算を出したにも関わらず、株価は下落しました。
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添付したチャートはマーケット・ベクトル・小売ETF(RTH)の週足チャートです。RTHはアマゾン(AMZN)、ホームデポ(HD)など米国に上場している小売株26銘柄で構成されています。

チャートを眺めると、指数は50日移動平均線を割り込み、MACDにデッドクロスの「売り」シグナルが発生しました。最初の目標価格は72ptで、それを割り込むようなら68ptまで落ちます。S&P500指数にも「売り」シグナルが出ていることから、株価の調整局面を迎えつつあります。こうしたことから、経済指標がいくら好調でもFRBは利上げに踏み切れないと思います。加えて大統領選もあるため、年内の利上げ回数は1回だとバフェット太郎は考えています。