バフェット太郎です。

日本経済新聞にチャールズ・エリス氏のインタビュー記事。エリス氏は世界的なロング・ベストセラーの『敗者のゲーム 』の著者で、S&P500ETFなど指数(インデックス)連動型運用の有効性を説き続けてきた第一人者の一人です。

記者の「株式市場の不確実性と変動率の高さを考えるとインデックス投資が最良か?」との問いにエリス氏は、「そう思う。インデックス型の投資信託に投資していれば個々の企業の動きに動揺することはないし、株価の値動きに一喜一憂することもない。実際、市場が悪く見えるときほど真摯な投資家にとっては良い投資の機会になる。実行するためには短期的に勇気が求められるが、市況が悪くても定期的に投資を続けることは長期的には最良の方法である」と、答えています。

エリス氏の主張はS&P500ETFを買い長期で保有しなさい。そして買い続けなさい。というもので、これは1985年から変わらず一貫しています。

しかし、ほとんどの個人投資家は株を買い続けることができません。投資家なら誰でも将来の市場予測を気にするので、下記のような予測をしてしまうと、なぜ暴落直前にわざわざ株を買わなければならないのか?と、株を買うことに躊躇してしまうのです。
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チャートはS&P500指数の日足チャートです。ヘッドアンドショルダーを形成し「売り」シグナルを出しています。ターゲットは1950~1975ptです。

このようなチャートを見てしまうと、なかなか株を買うことはできません。これはファンドマネジャーたちも同じで、現在、彼らは金融危機の時と同じ水準の現金ポジションを持っています。 1
(参照:ウォールストリートジャーナル

チャートはファンドマネジャーが保有する現金比率です。5.5%の水準はリーマンショックと同じ水準で、投資家たちが株を買うことに臆病になっていることがわかります。

エリス氏は、このような状況でも株を買い続けるべきだと主張しているわけですが、その根拠として株価の年率利回りは長い目で見れば「平均回帰」するということを知っているからです。これについては以前書いたとおりで、年率平均利回りを20~30年の期間で比較した場合、どの20~30年をとっても平均利回りが6.8%程度になるということです。つまり、今後も同じようにS&P500ETFに投資すれば、6.8%の年率平均利回りが期待できるというわけです。

そのためバフェット太郎も株価の予測や変動を気にすることなく、エリス氏の言うように定期的に買い続けているのです。