バフェット太郎です。

これから米国株投資をはじめるなら、バフェット太郎はどのような戦略で運用するのか。について書きたいと思います。

例えば、金融資産500万円を想定した場合、すべてを株式に回すわけにはいきません。まず、生活防衛資金として100万円は手元に残して置き、実際運用する金額を400万円にします。投資家は楽天家が多く、500万円全てを投資に回す人もいますが、楽天家とはあまり経験がない奴のことなので、そういう素人臭いことはやめてください。

さて、400万円を投資資金に決めたのなら、400万円一気に投資に回さない方が良いです。これは後からわかることなのですが、最初にコレと決めた組み入れ銘柄は、後々考え直したり後悔することになりやすいからです。最初は100万円程度から始めて、徐々に投資金額を増やせばいいと思います。ただし、400万円のポートフォリオをつくるのに、5年も10年もかけるべきではありません。2~3年程度を目安に完成させてください。なぜなら短期間でポートフォリオを完成させた方が、配当も得られるからです。

最初に投資する金額を100万円と決めたら、次に決めるのは景気循環別ポートフォリオです。個別銘柄を選ぶのはまだ先なので焦らないでください。景気には「好況」「後退」「不況」「回復」の四つの局面があります。どの景気局面で強い銘柄を中心に組み入れるかを最初に決定するわけです。長期投資をするなら、「不況」局面に強い銘柄を中心に組み入れます。例えば不況5:回復2:好況2:後退1といった具合です。しかし、最初の投資金額が100万円と少ないので、一度にすべての景気局面をカバーする必要はないです。不況2:回復1の計3銘柄から始めても良いと思います。

不況に強いセクターには、生活必需品、ヘルスケア、公益、通信があります。今回は生活必需品からコカ・コーラ(KO)、ヘルスケアからジョンソン&ジョンソン(JNJ)を選ぶとします。また、回復局面に強いセクターはハイテクと金融です。今回はハイテクからIBM(IBM)を選ぶとします。

すると最初のポートフォリオが完成します。
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次は残りの300万円から少しずつ銘柄を増やしていきます。増やし方としては、まだ投資していない「好況」、そして「後退」局面に強いセクターから銘柄を選択します。例えば、「好況」局面に強いセクターには資本財や消費財サービスなどがあります。ここではマクドナルド(MCD)を選択します。「後退」局面に唯一強いのはエネルギー株で、ここではエクソン・モービル(XOM)を選択します。

すると、次のようなポートフォリオが出来上がります。
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景気循環別で見れば次の通りです。
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あとは、不況株から3銘柄、回復株から1銘柄、好況株から1銘柄を選べば、当初予定していた不況5:回復2:好況2:後退1のポートフォリオが出来上がります。

しかし、ここで気を付けなければならないことは、同じセクターを増やさないようにすることです。例えば、不況局面に強い株には、生活必需品、ヘルスケア、公益、通信などがあり、さらに生活必需品には生活必需小売り、食品、飲料、たばこ、日用品の五つのセクターに分かれています。従って、すでにKOを選択しているので、これ以上飲料株は買いません。また、回復局面に強い株にはハイテクの他に金融株があるので、すでにIBMを選択しているのなら、たとえマイクロソフト(MSFT)に投資したくても我慢して、金融株を買ったりします。

最終的には8~16銘柄程度に分散させたポートフォリオを構築するわけですが、その際、タイミングを計った投資はしません。株式投資で一番かっこいいのは、暴落時に果敢に買い向かうことなので、どうせ買うなら暴落を待ってから買いたいです。しかし、長期投資においてタイミング投資はパフォーマンスにほとんど影響を与えないことがわかっているので、そうしたタイミング投資は無視します。また、特定のセクターが割安だからと言って、そればかり買うのもよくありません。

例えば、自身をコングロマリット(複合企業)の経営者だとイメージしてみてください。そうすると、事業の収益構造を特定のセクターに依存したくないはずです。従って、特定のセクターが割安だからと言う理由でそのセクターばかり買うということはしなくなります。それよりも収益構造のバランスを考えるようになるので、ポートフォリオ全体のバランスに注意を払うことができるようになります。

投資戦略において最も重要なことは、定期的に一定額、規則的に買い増すことです。2~3年かけて構築したポートフォリオはそれで終わりではありません。配当を再投資する必要がありますし、もっと大切なことは、働いて稼いだお金を新たに投資に回すことです。そうすることで自身のコングロマリットをどんどん大きくしていく、そんなイメージをしながら投資をするとバランスの良い長期投資ができると思います。

話を最初に戻せば、経験の浅い投資家ほど楽天的で、特定の銘柄に集中投資して火傷したりします。もちろん、世界一のお金持ちとは、自身の事業一つに集中投資してきた人たちです。従って、創業者が自身の事業に集中投資をすることは悪いことではありません。しかし、それを資産運用とは言わないのです。

ビルゲイツやスティーブジョブズは資産運用を目的に自身の事業に集中投資したわけではなくて、自分の作りたいものを作るために集中投資していたのです。つまり、目的が違えば手段も違うわけです。

資産運用を考えるなら、ビルゲイツやスティーブジョブズのような手段を選んではいけません。それは彼らと投資家は目的と手段が違うからです。投資家はあくまで資産の最大化であり、自分の作りたいものを作ることではないので、一つの事業に集中投資するのではなく、優れた複数の事業をバランスよく管理・運用すべきなのです。
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