バフェット太郎です。

高級ジュエリー大手のティファニー(TIF)が第1四半期決算を発表しました。内容は悪かったです。

EPSは予想0.68ドルに対して、結果0.64ドルと予想を下回りました。
売上高は予想9億1500万ドルに対して、結果8億9100万ドルと予想を下回りました。
既存店売上高は予想-5%に対して、結果-9%と予想を下回りました。

地域別売上高は以下の通りです。

売上高全体の46%を占める米国事業は売上高-9%、既存店売上高は-10%と大きく落ち込みました。これはドル高の影響を受けて中国人などの外国人観光客の消費が低迷したためです。

売上高全体の26%を占めるアジア(日本除く)事業は売上高-8%、既存店売上高-15%とこちらも大きく落ち込みました。特にドル高の影響を受けて香港での減少が著しかったです。

売上高全体の13%を占める日本事業は売上高+8%、既存店売上高+12%と好調でした。これは日本への旅行客が増加していることを背景に消費が拡大したためです。

売上高全体の12%を占める欧州事業は売上高-9%、既存店売上高-15%と大きく落ち込みました。これは欧州各地で大量の難民が流入していることに加えて、テロ事件の発生が観光業に打撃を与えたためです。

今後TIFは外国人観光客に依存しない戦略を進めていく方針を示しました。また、客足を呼び戻すために、価格帯を下げた新商品の提供を計画しています。ただし、既存の商品を対象にした値引き販売はブランド価値を低下させるとして行わないと明言しました。

第2四半期EPSのガイダンスは従来予想0.79ドルに対して、新ガイダンス0.72ドルと予想を下回りました。また、通期見通しも下方修正しました。

経営成績
1
金融危機後、売上高が伸び悩みましたがその後は順調に拡大しました。ただし業績は景気などの外部環境に大きく左右されるので、長期投資には不向きな銘柄です。
2
BPS(一株当たりの純資産)は順調に拡大傾向にあります。また、DPS(一株当たりの配当)も連続で増配しています。
3
損益計算書ほどキャッシュフロー計算書はキレイではありません。本業の儲けを示す営業CFは乱高下が激しく、安心して長期保有などできません。
4
TIFの週足チャートです。59ドルがサポートラインになります。また、MACDにはデッドクロスの「売り」シグナルが出ています。

バリュエーションはPER17.36倍、配当利回り2.51%です。TIFのようなビジネスは景気や為替などの外的要因に大きく左右されるため長期投資には向きません。そのため、不況で業績が落ち込んでいるときに仕込んで好況で売るようなタイミング投資が必要な銘柄です。

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