バフェット太郎です。

市場平均を上回る利回りをもたらす銘柄ってどうやって選べばいいのでしょうか。利益や配当、キャッシュフロー、時価総額、純資産倍率など、いろいろな尺度があり、投資家は市場平均を上回る銘柄を見つけるためにさまざまな要因を研究してきました。

過去に答えを求めれば、配当利回りやPERなどの尺度が有効だということがわかっています。もちろんこれは過去そうだったというだけで、将来を保証するものではないということを先に断っておかなければなりません。

1978年、クリシュナ・ラマスワミーとロバート・リッツェンバーガーによる共同研究で、配当利回りと最終的な投資利回りに強い相関関係があることが証明されました。また最近では、ジェームズ・オショネシーが『ウォール街で勝つ法則 - 株式投資で最高の収益を上げるために 』で、1951年~1996年の期間中、大型株のうち配当利回り上位50社の利回りが大型株全体を年率1.7%上回ったことを明らかにしています。

ジェレミー・シーゲルはその後の研究で(表1)のように、1957年~2006年の期間で配当利回りが高いグループほど、配当利回りの低いグループよりも、確実に高いトータルリターンを投資家に提供していることを証明しました。(『株式投資 第4版 』より)。

(表1)
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(1957年~2006年までのグループ別トータルリターン)

現在、ダウ採用銘柄で配当利回り上位10銘柄は以下の通りです。
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通信大手のベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)や石油メジャー大手のシェブロン(CVX)、建機大手のキャタピラー(CAT)などです。これらの銘柄はどれも安定した配当を出すことが期待できるので、配当再投資を戦略とした長期投資を実践したいならこれらの銘柄群の中から数銘柄選んでもいいと思います。ちなみにバフェット太郎は、VZ、IBM、XOM、PGと四銘柄が入っています。

また、PERからアプローチするバリュー株投資戦略も有効だと言われています。1970年代に、サンジョイ・バスはS・F・ニコルソンが60年に発表した研究を発展させ、PERが低い株式の利回りが、PERが高い株式の利回りを大幅に上回ることを発見しました。また、これを補完するようなカタチで、ジェームズ・オショネシーが『ウォール街で勝つ法則 - 株式投資で最高の収益を上げるために 』で、低PER株の利回りが高PER株の利回りを上回る傾向は、中・小型株よりも大型株でより顕著になることを証明しています。(p95参照)

現在、ダウ構成銘柄でPER下位10銘柄は以下の通りです。
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ダウの低PER株は、保険大手のトラベラーズ(TRV)や投資銀行最大手のJPモルガン・チェース(JPM)、アップル(AAPL)、IBMなどです。TRVのPERは10.72倍で利回りこそ2.34%と決して高配当とは言えませんが、自社株買いを通じて積極的に株主に還元している姿勢は好感が持てます。IBM、INTC、CSCOは安定したキャッシュフローに加えてPERも15倍以下と割安な水準で、配当も安定しているのでIT銘柄の中でも特に長期投資家好みの銘柄です。

バリュー株投資家はこのように配当利回りとPERを尺度にして投資すると良いと思います。ちなみにダウ30種でPER15倍以下、配当利回り3%以上の銘柄はVZ、IBM、INTC、CSCOの四銘柄のみです。ただし、これらの銘柄をポートフォリオに組み入れる際、IT株ばかりになってはいけないので、IT株のポートフォリオに占める割合が30%以下になるようにして構成すると良いと思います。

グッドラック。

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