バフェット太郎です。

世界経済に悲観的なジョージ・ソロスのトレーディング再開。史上最強のファンドマネジャー、スタンレー・ドラッケンミラーの金と金鉱株投資。それに加えて、ウォーレン・バフェットが使っていることで有名になったTMC/GDPレシオが株は超割高を示す数値まで上昇しているなど、市場参加者たちが将来の見通しに悲観的になりつつあります。
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TMC/GDPレシオのTMCとはトータル・マーケット・キャップ(時価総額)のことで、GDPは米国の国内総生産のことです。この比率が90%を超えると割高と言われるので、119.4%は超割高を示していることになります。

これらの状況を勘案すると、これから世界の株式市場は調整局面を迎えるかもしれないと考えてしまいます。そこで、投資家はどのような戦略で挑めば良いのでしょうか。

言わずもがな、バフェット太郎のようにシーゲル流の配当再投資戦略を実践している投資家や、S&P500ETFなどに長期投資している投資家は、手持ちの株やETFを売ったりせずホールドするのが正解です。なかにはプロクター&ギャンブル(PG)やジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)のようなディフェンシブ銘柄に投資しておきながら、暴落直前に売り抜けたことを自慢するアホがいますが、そういうのは無視すればいいです。普通、ベータ値の低いディフェンシブ銘柄は頻繁に売り買いしないものです。また、彼らは「安値でまた買い戻せばいい」と考えているかもしれませんが、ほとんどの場合で彼らが思っているよりも早く相場が回復してしまうので、結局買い戻せずに終わったりします。つまり、大型のディフェンシブ銘柄は売らずにホールドです。

誤解されやすいので念のため断っておきますが、なにもS&P500ETFは長期投資家向けのETFではありません。従って、S&P500ETFに投資しているからと言って必ずしもホールドが正解というわけではなく、投資家の戦略次第では投機の対象になります。将来の見通しが不透明で調整局面を迎えると予想するなら、S&P500ETFを一部売却して債券や金鉱株などのディフェンシブ銘柄に資金を移してもいいと思います。また、キャッシュポジションを増やしておいても良いです。

高PERのグロース株は配当利回りなどの受け皿がなく売られやすいので注意した方が良いです。しかし、アマゾン(AMZN)やフェイスブック(FB)など一部の高PERグロース株などは業績が好調なことから売られにくいです。高PERグロース株だからと言って、必ずしもすべてが売りの対象となるわけではなくて選別していく必要があるというわけです。

あと、高PERと言ってもエネルギー株の高PERは全く別物です。エネルギー株は原油安の影響を受けて一時的に業績を悪化させた結果、高PERになってしまっているのです。つまり、エネルギー株に至ってはむしろ買い場で、これからの調整局面ではPERを無視して積極的に拾っていきたいセクターです。

調整局面では世界の投資マネーが安全資産の円に資金が逃避しやすいですから、円高ドル安が進行します。その結果、日本株はズタズタに売られます。一方でドル高で業績を悪化させていた米超大型グローバル株(コカ・コーラやフィリップ・モリス・インターナショナル)はドル安の影響を受けて業績が改善されることから売られにくいです。しかし、日本の投資家は米国株が上がっても為替でやられるので時価評価額はほとんど変わらないと思います。

グッドラック。

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