バフェット太郎です。

6月23日に控えた英国のEU(欧州)離脱の是非を問う国民投票後、世界の株式市場は上昇に転じると思います。バフェット太郎が相考える理由は、先行き不透明感が払拭されるからです。

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世界の株式市場はいま、英国のEU離脱問題で揺れていますが、そもそもなぜ英国はEUを離脱したいのでしょうか。また、EUから離脱することで英国や世界経済はどのような影響を受けるのでしょうか。

そもそも英国でEU離脱の議論が高まった背景には、大きく分けて三つの要因があります。
一、欧州債務危機以降、輸出の低迷でEU統合のメリットを感じなくなった。
二、移民による社会保障費と仕事が奪われている。
三、EUの規制によるコストが大きい。

一、2010年の欧州債務危機以降、英国のEU向け輸出が低迷したことで、英国人のEU統合の経済メリットを感じられなくなりました。また、低迷するユーロ圏とは対照的に1997年以降、英国の一人当たりのGDPは、ユーロ圏のそれを上回るなど、安定して成長していることもメリットを感じられなくなった理由に挙げられます。

二、EU域内からの移民増に対する懸念も増しています。EU離脱支持者は、移民問題と失業問題を結びつけることで支持を拡大しており、経済が不調なときほど、離脱を支持する人が増えやすいです。また、なかには英国の社会保障給付を得るためだけに渡英する移民もいるため、国民の税金を移民が横取りしていると感じる国民感情はますます離脱に傾いてしまったのです。

三、EUには様々な規制があり、英国は毎年333億ポンドものコスト負担を強いられています。これは、独国、仏国に次いで三番目に大きい額です。

これらの問題は今に始まったことではなくて、ずっと前からあった話です。なぜ、今日になってEUの離脱の是非が問われているかというと、キャメロン首相率いる保守党の運営に問題があったからです。

2015年の総選挙で、キャメロン首相は保守党が第一党となった場合にEU離脱の是非を問う国民投票を実施すると公約していましたが、実はこのときキャメロン首相は、保守党が単独で過半数を獲得することはできないと考えていたので国民投票は避けられると考えていました。しかし、予想外に過半数を獲得してしまったため、公約を守らざるを得なくなってしまったのです。 つまり、英国の国民感情を利用したキャメロン首相のパフォーマンスがEU離脱に現実味を帯びさせてしまっているというわけです。

【後半】につづく。

グッドラック。