バフェット太郎です。

日経マネー8月号』にハワード・マークス氏のインタビュー記事。マークス氏は米オークツリー・キャピタル・マネジメントの創業者で『投資で一番大切な20の教え―賢い投資家になるための隠れた常識』の著者です。この本はウォーレン・バフェットがバークシャー・ハザウェイの株主総会で株主に配布した名著でもあります。

さて、マークス氏はインタビューで相場は心理作用で非合理に動くから短期的な値動きは無視せよと主張しています。つまり、英国のEU離脱を受けて株価が急落しても気にするなってことです。

ちなみに英国のEU離脱による世界同時株安で、バフェット太郎の保有銘柄は平均-1.98%安でした。これはNYダウの-3.39%安、S&P500の-3.59%安を大幅にアウトパフォームしています。そのため、バフェット太郎が株価急落を気にしてないのはそもそも値下がり幅が小さかっただけでは?ってなっちゃいますが、いやいや大幅に急落していても気にしない自信はありますよ。

バフェット太郎の保有銘柄がそれほど下げなかった主な要因は、ディフェンシブ銘柄中心に投資しているからです。バフェット太郎の保有銘柄はコカ・コーラ(KO)やプロクター&ギャンブル(PG)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)などダウやS&P500に採用されている銘柄ばかりなので、インデックスに連動すると思い込んでる人も少なくないと思いますが実際は違います。なぜ連動しないのかと言えば、それはダウやS&P500が金融株やハイテク株、資本財株などに多く投資しているのに対してバフェット太郎のポートフォリオが生活必需品株に多く投資しているためです。

【ダウ30種】
1

【S&P500種】
2

【バフェット太郎10種】
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ね?全然違うでしょ。金融株に投資していないこともインデックスとの乖離を大きくしている要因のひとつですが、バフェット太郎10種の全体の50%を占めている生活必需品株をNYダウ30種は7%、S&P500種は10%しか占めていないのも大きな要因です。ちなみにバフェット太郎がディフェンシブ銘柄ばかりに投資するのはマークス氏の影響が大きいです。

マークス氏は本書で、長期投資するならディフェンシブ銘柄を中心に投資するべきだと主張していました。ディフェンシブ銘柄とは生活必需品株やヘルスケア株、公益株、電気通信株などでバフェット太郎はこれに素直に従ってるというわけです。加えてジェレミー・シーゲル著『株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす 』に影響を受けて長期的リターンの高い生活必需品株を中心に投資しています。

結果、みんながブラック・フライデーだって騒いでいてもバフェット太郎のポートフォリオはそれほど傷まないので気にすることもないのです。でも当たり前だけどリターンは低い。

ディフェンシブ銘柄に投資するっていうことは、短期間で資産を何倍にも増やすっていうことを諦めなければなりません。一方で8%程度の適度なリターンを期待するわけです。マークス氏も同誌のインタビューで、「個人投資家は、適度なリターンを期待する長期投資家でなければならない」と主張しています。

グッドラック。