バフェット太郎です。

29日のNYダウ株式市場は、前日比+284.96ドル(+1.64%)高の1万7694.68ドルと大幅に続伸して取引を終えました。上昇した主な要因は、昨日に引き続きバーゲンハンティング(安値拾い)の買いが入ったためです。

投資家たちは英国のEU離脱決定を受けてパニック的な売りをしてしまいましたが、イエレン議長が「英国がEU離脱を決定しても米国経済がリセッション(景気後退)に陥る可能性は低い」との見方を示していることに加えて、米経済指標が良好なことから、投資家たちは英国のEU離脱の意味や影響を冷静に精査し始めています。

米第1四半期GDP確報値は予想1.0%増に対して、結果1.1%増と予想を上回ったことに加えて改定値の0.8%から上方修正されました。また、5月の米個人消費支出は予想0.4%増に対して、結果0.4%増と二か月連続で増加し予想に一致しました。

原油相場は英国のEU離脱決定をめぐる懸念が和らぐ中、米原油在庫が予想240万バレル減に対して、結果410万バレル減と予想以上に減少したことに加えて、ノルウェーの石油関連労働者によるストライキの可能性やベネズエラのエネルギー業界が危機的な状況に陥っていることなどが原油相場を押し上げる要因になり、エネルギー株が上昇しました。
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チャートは原油の日足チャートです。強気の上昇トレンドチャネルのサポートライン(下値支持線)と50日移動平均線に支えられるようにして反発しています。

★★★

英国のEU離脱危機は長期投資家の覚悟が試される局面でした。そもそも英国がEUを離脱しても世界が終わるわけではありませんし、離脱したからと言ってコーラやタバコの消費量が減るわけでもありません。また、薬を飲んだり髭を剃ったり歯を磨く回数も減るわけではありません。

人は自分が歴史の境目にいたいという潜在的な欲求を持っており、英国のEU離脱はまさにその欲求を満たすためだけの出来事に他ならないのです。結局のところ、離脱前も離脱後も人々の暮らしはいつもと変わらない日々が待っており、パニックになって狼狽売りしてしまった臆病な投資家たちはガッカリすることでしょう。

グッドラック。

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