バフェット太郎です。

12日のNYダウ株式市場は前日比+120.74ドル(+0.66%)高の1万8347.67ドルと過去最高値を更新して取引を終えました。上昇した主な要因は、FRB(米連邦準備理事会)が当分利上げに踏み切らないとの見方や米景気や企業業績の先行き不安が後退したことに加えて、米国債の利回りが低水準であることから株式市場に投資資金が流れました。また、原油先物が大幅に上昇したことも好感されました。
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英国のEU(欧州連合)離脱の決定を受けて株価は一時急落していましたが、離脱がすぐに米国経済に影響を与えることはないとわかると直ちに買い戻されました。また6月の米雇用統計は、5月が予想を大きく下回る数字だっただけに投資家たちは慎重姿勢でしたが、予想を上回る良い数字を受けて米景気の失速懸念が薄らいだことで買いが集まりました。加えて米企業業績の底入れ期待も買いを誘いました。

バフェット太郎は英国のEU離脱の是非を問う選挙の投開票前に「投資家は投資戦略の一貫性を大切にし、いらんこと考えずに配当を再投資しろ!」と、くどくど言ってきました。

投資家はなぜ投資戦略の一貫性を大切にしなければならないのでしょうか。それは投資家によって異なる戦略があるため、間違った投資戦略を取らないように一貫性を持たせなければならないからです。

例えば、短期投資家はボラティリティがなければ利益を挙げるチャンスがありませんから、当然頻繁に売買することになります。英国のEU離脱の是非を問う選挙の直前にポジションを解消したり、選挙後に損切したり、あるいは買ったりといったアクションを起こすことが必要です。しかし、それは短期投資家のための戦略であって長期投資家のための戦略ではありません。

長期投資家の戦略は相場の短期的な値動きは無視して、配当を再投資したり、ドルコスト平均法で株を買い増さなければなりません。たとえ株価が値下がりしても、あるいは値上がりしても常に買いの姿勢でなければならないのです。そのため銘柄選択も、より慎重になりディフェンシブ銘柄中心にしたりするなどの工夫が必要です。

しかし、残念な自称長期投資家ほど選挙前に保有株を手放したり、選挙後に狼狽売りをしてパフォーマンスを悪化させました。彼らは投資の一貫性の大切さを軽視したために損をしてしまったのです。

何度も言いますが、長期投資家にしろ短期投資家にしろ投資戦略の一貫性は大切です。短期投資家なら損切ルールや利食いのルールに従って機械的に投資する方が吉です。一方で長期投資家は無駄な売買は避けて定期的に株を買い増さなければなりません。つまり、株価が急落しようとも、あるいは過去最高値を更新しようとも「買い」続けなければならないのです。

グッドラック。