バフェット太郎です。

13日のNYダウ株式市場は前日比24.25ドル(+0.13%)高の1万8372.12ドルと上昇幅は小幅に留まったものの史上最高値を更新して取引を終えました。上昇した主な要因は好決算の期待感に加えて、先進各国中央銀行の金融緩和策や米経済指標が引き続き支援材料になりました。

FRB(米連邦準備制度理事会)が発表したベージュブック(地区連銀経済報告)によれば、米経済は五月半ば以降、労働市場と賃金が緩やかに拡大していることに加えて、熟練労働者やバイオ技術者などにに対する強い需要が確認されたとのこと。また、インフレ率が大幅に上昇する兆候も見当たりませんでした。

ベージュブックは次回のFOMC(米連邦公開市場委員会)の議論にたたき台になるとして注目されていましたが、内容は概ね予想通りで、「利上げ時期は年内後半から来年にかけて」という予想を変えるものではありませんでした。

★★★

先行き不透明感が後退したことに加えて、良好な経済指標から株価は過去最高値を更新していますが、市場の雰囲気は依然として楽観的なムードはありません。むしろ、株高が進むほどに投資家の懐疑的な見方が強まっているとさえ感じます。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのサム・ストーバル氏によれば、昨年のギリシャ国民投票や今年の英国のEU離脱の是非を問う国民投票など、予期しない衝撃に対する投資家の過剰反応は必勝の戦略ではないと述べるなど、過度に悲観的になるべきではないとアドバイスしています。

米国の著名投資家ジョン・テンプルトンの言葉に、「相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」というものがあります。つまり、誰もが今の相場を懐疑的にみているのなら、強気相場が終わるにはまだ早すぎるのでしょう。

グッドラック。