バフェット太郎です。

ファストフード大手ヤム・ブランズ(YUM)が第2四半期決算を発表しました。EPSは予想0.74ドルに対して、結果0.81ドルと予想を上回り、内容は良かったです。

YUMはフライドチキンのKFC、ピザのピザハット、タコスの多胡ベルなどFC店等含め4万3000店舗展開しています。セグメントは上記3ブランドの他、中国事業、インド事業の5つで構成されており、直営店1万店のうち中国が三分の二を占め、業績への影響が大きくなっています。今回の決算で苦戦していた中国事業に明るさが見えたことから株価は大きく上昇しました。

ちなみに、KFCやピザハットがコカ・コーラではなくペプシコーラを取り扱っているのは、もともとYUMがペプシコ(PEP)のグループ会社だったからです。

【経営成績】
1
売上高、営業利益、純利益、順調に拡大傾向にあります。前期の営業利益率は16.44%と比較的優秀ですが、マクドナルド(MCD)の28.94%に比べて低いです。これはYUMの方が直営店を多く展開しているのに対して、MCDはFC中心に展開しているからです。売上の一部からロイヤリティフィーを得る方が直営店を展開するよりずっと利益率が高いということです。
2
YUMは2004年に配当を開始して以来11年連続増配です。また、無駄な資産を持たないことでBPS(一株当たりの純資産)を抑えているためROE(自己資本利益率)が前期67%と非常に高いです。
3
フリーCFが毎期黒字となっていることから安定した経営ができていると言えます。直営店を展開しているため設備投資に費用がかかるものの、フリーCFから毎期、発行済み株式数の1.98%程度の自社株買いを実施しています。これを利回りと考えた場合、配当利回り2.13%と足し合わせた株主利回りは4.11%になります。
4
予想を超えるEPSだったことから株価は大きく上昇しています。ターゲットは2015年につけた過去最高値92.5ドルになります。

YUMはKFCなど消費者に馴染みのあるブランドを展開していることに加えて、営業利益率、ROEなどの経営指標が優れていることから、米国株投資家に非常に人気の高い銘柄です。しかし、営業利益率で言えばMCDは約29%ですし、バーガーキングを展開するレストラン・ブランズ・インターナショナル(QSR)は34%と非常に高いのでわざわざYUMを選好する必要性はありません。

グッドラック。
SPONSORED LINK