バフェット太郎です。

労働省が発表した7月の米雇用統計の内容は非常に良かったです。
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(出典:米労働省

非農業部門就業者数が予想の17万9000人増に対して、結果25万5000人増と予想を大きく上回りました。また、5月と6月の就業者数は合わせて1万8000人の上方修正となりました。

製造業部門雇用者数は予想4000人増に対して、結果9000人増と予想を上回りました。

失業率は予想4.8%に対して、結果4.9%と予想を下回りました。

労働参加率は前月比0.01%pt増の62.8%でした。

米U-6失業率(やむなくパートタイムで働いている人や職探しを諦めた人を含めた広義の失業率)は前月比+0.1%pt増の9.7%でした。

平均時給は前月比0.08ドル増の25.69ドルでした。

週間労働時間は前月比0.1時間増の34.5時間でした。

業種別では専門サービス、ヘルスケア、金融、飲食、建設、製造、公的部門など、幅広い業種で就業者数が増加しました。一方で石油・ガス業界を含む鉱業部門は原油安の影響を受けて雇用の縮小が続いています。

予想を上回る良好な雇用統計を受けて、FRBが年内にも利上げを実施するのではないかとの観測から金融株が軒並み買われました。また、金融株が買われるトレンドは利上げが実施されるまで続くと思います。別の言い方をすれば、ポートフォリオに金融株を入れていない投資家のパフォーマンスは市場平均を下回る可能性が高いです。
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金融セレクト・セクターSPDR(XLF)の日足チャートです。23.80ドルのレジスタンスを突破しました。
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同じくXLFの週足チャートですが、三角保ち合いを形成後、レジスタンスをブレイクアウトしたため、上に大きく放たれると予想されます。

さて、バフェット太郎はポートフォリオに金融株をひとつも組み入れていないので市場平均に出遅れる可能性が高いですが、これからも組み入れることはないです。なぜなら、投資家は投資方針をコロコロ変えない方が良いと考えているからです。

ジェームズ・P・オショーネシー著『ウォール街で勝つ法則』によれば、最高レベルの運用者に共通することは、分かりやすい形で定めた意思決定プロセスと、明文化した投資方針を一貫して必ず実行することだと主張しています。

バフェット太郎の投資方針は最初に決定した10銘柄に均等分散投資し、構成比率の最も低い銘柄に配当を再投資することで、均等を維持するというものです。そのため投資方針の一貫性を必ず実行するためにも、金融株にも、あるいは金鉱株などにも投資をしない(できない)というわけです。

グッドラック。
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