バフェット太郎です。

8日のNYダウ株式市場は前日比-14.24ドル(-0.08%)安の1万8529.29ドルと小幅に下落して取引を終えました。下落した主な要因はヘルスケア関連株が軒並み売られたためです。

特に下げが目立ったのは、バイオ製薬大手で主製品にバファリンを持つブリストル・マイヤーズ・スクイブ(BMY)でした。BMYは先週末-17%安と急落したにも関わらず、この日も-4.71%安と売りが止まりませんでした。これは、がん免疫治療薬「オプシーボ」を肺がんの単剤療法として使用する臨床試験が失敗に終わったことを嫌気したためです。

進行がんの患者にとって、治療によって延命することが最も重要なわけですが、長期間にわたり病状が安定し、生活の質を保つことも同じように重要です。そこで、がんの治療中(治療後)にがんが進行せず安定した状態の期間を延ばすために「オプシーボ」が開発されており、仮に臨床試験に成功していれば、幅広く使用されると投資家たちは楽観的に予想していたのです。

しかし、予想に反して失敗に終わったことで14年ぶりの大幅下落となりました。
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BMYの週足チャートですが、上昇トレンドチャネルのサポートラインを試す展開となっています。バリュエーションはPER35.26倍、配当利回り2.40%と割安感は感じられません。

【経営成績】
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2012年以降、売上高、利益ともに減少傾向にあります。これは2012年5月に抗血小板薬Plavix(プラビックス)の特許が失効したことが大きかったです。
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過去10年間、EPS(一株当たりの利益)はほとんど成長していません。また、二年連続で配当性向100%を超えており、増配余力は大きくないです。今期EPSは2.64ドル、来期EPSは3.22ドルが予想されていました。
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本業の儲けを表す営業CFも2012年のプラビックスの特許失効以降激減しています。「オプシーボ」の臨床試験成功でV字回復を予想していただけに、投資家の落胆は大きいです。

グッドラック。