バフェット太郎です。

週間金融専門誌『バロンズ』に安定成長と安定配当が期待でき、割安感のある銘柄としてインガソール・ランド(IR)が紹介されていました。

IRは産業機械の老舗大手で、ビルの空調設備やトラックの輸送用冷凍・冷蔵装置を扱うクリメイト部門、コンプレッサーや自動車整備用エアツールなどインダストリアル部門からなり、収益の柱はクリメイト部門で、北米を中心に展開しています。これまでIRは有力ブランドを買収で取得することで総合機械メーカーに発展しました。

【IR:経営成績】
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08年の金融危機では企業が設備投資を抑えた結果、主力のクリメイト部門でビルの空調設備等の受注が低迷し業績が悪化しました。しかし、その後は増益基調が続いています。
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IRを含めた資本財株の業績は景気に大きく影響を受けるので08年の前後で変動幅が大きいですが、09年以降は緩やかに上昇基調が続いています。BPS(一株当たりの純資産)がゆるやかに下落しているのは、IRが積極的に自社株買いを実施しているためです。

2011年から2015年の4年間にかけてIRの発行済み株式数は20.94%減少しました。これを年間利回りに直すと5.24%にもなります。現在の配当利回りは1.88%ですから自社株買い利回りを含めた株主利回りは7.12%にもなります。
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営業利益やEPSが上昇基調だった一方、本業の儲けを表す営業CFは2009年をピークに下落基調が続いています。ただし、設備投資があまり必要ないため安定したフリーCFの創出を実現しています。

IRを含めた資本財株は最近の原油安を受けて株価が下落していましたが、IRの利益は原油よりビル建設との連動性が高いため、このところ株価は持ち直しています。
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IRの週足チャートは15年5月につけた高値を試す展開になっています。短期的な相場はどうであれ、積極的に自社株買いを含めた株主利回りは7.12%もあるわけですから、隠れたバイバック銘柄として魅力的です。

グッドラック。