バフェット太郎です。

ウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイ(BRK.B)が証券取引委員会(SEC)に提出した書類によれば、4-6月期(第2四半期)にアップル(AAPL)株を約542万株を追加取得し、保有株数を計1520万株になったことが明らかになりました。これでBRK.Bが保有する上場株のなかでAAPLが占める割合は1.12%になりました。

BRK.BがAAPLに投資していることが今年5月に明らかになると、市場参加者たちは動揺を隠せずにいました。それまでIBMを除くハイテク株に一切投資してこなかったし、これからも競争の激しいハイテク業界には投資しないと発言していたからです。

しかし、バフェットのマネジャーによれば後継者候補のトッド・コームズ氏かテッド・ウェシュラー氏のどちらかによる投資案件ということで、バフェットのアイディアではないことが伝わるとバフェットファンらは落ち着きを取り戻しました。

BRK.BはAAPLを買い増したことに加えて、石油精製大手フィリップス66(PSX)の株式を4.3%積み増しました。一方で、小売大手のウォルマート・ストアーズ(WMT)の株式を27%、農機大手ディア(DE)の株式を5.7%、カナダの石油生産大手サンコア・エナジー(SU)の株式を26%、それぞれ削減しました。石油・天然ガスパイプライン運営会社キンダー・モルガン株の保有数は据え置かれました。

PSXのような原油価格の下落に強い銘柄を買い増す一方、原油価格の上昇に強いSUを売却していることで、BRK.Bが原油価格の見通しにネガティブであることが読み取れます。

最新のBRK.Bのポートフォリオは以下の通りです。
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AAPLの株価がポートフォリオ全体に与える影響はほとんどありません。

BRK.BがAAPLを買い増す一方で、ソロス・ファンド・マネジメントはAAPL株を全て売却しました。また、グリーンライト・キャピタルはAAPL株を17%削減しました。

グッドラック。
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