バフェット太郎です。

米小売り最大手のウォルマート・ストアーズ(WMT)が第2四半期決算を発表しました。内容は良かったです。

EPSは予想1.02ドルに対して、結果1.21ドルと予想を上回りました。
売上高は予想1201億6000万ドルに対して、結果1208億5000万ドルと予想を上回りました。
通期見通しのガイダンスは旧ガイダンス4.00~4.30ドルに対して、新ガイダンス4.15~4.35ドルと上方修正されました。

既存店売上高は予想1%増に対して、結果1.6%増と予想を上回りました。既存店売上高は8四半期連続で増加しています。これは店舗の改修に加えて、従業員の賃金引き上げが顧客サービスの改善につながったことで、来店客数が1.2%増加したことが追い風になりました。

アマゾン(AMZN)に苦戦しているネット通販売上高も世界全体で11.8%に増加しました。

競合各社が集客に苦戦しているのとは対照的に、WMTの業績は改善しました。

予想を上回る決算を好感して、前日比+1.88%高の74.30ドルで取引を終え、一年二か月ぶりの高値を更新しました。
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WMTの週足チャートです。昨年11月以降一貫して上昇トレンドを維持しており、75ドルのレジスタンス(上値抵抗線)を試す展開になっています。

2015年のWMTの下落率はNYダウに採用されている30銘柄中最悪で、クソ株の代名詞でした。それゆえ、バフェット太郎もブログを開設して以降、「なぜWMTなんかに投資するのか?」といった質問を頂いていました。

投資の王道は「優良株を割安で買う」ということなのですが、ほとんどの場合、優良株であるが故に割安にはなりません。優良株が割安になる場合というのは、業績が悪化し、不人気銘柄になり、市場参加者からオワコン扱いされる時です。

しかし、これは沈みゆくタイタニック号に投資することと同じわけですから、ほとんどの投資家が優良株を割安で買うことなんてできません。そこでバフェット太郎は、その投資先が本当に沈みゆくタイタニック号であるのかをキャッシュフロー計算書を見ることで判断しています。
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WMTの10年分のキャッシュフロー計算書です。本業の儲けを表す営業CFは緩やかな拡大傾向にあり、設備投資を抑えることでフリーCFは拡大しています。

つまり、全然沈んでなんかいないんです。

ちなみに、こちらのタイタニック号はどうですか?
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このタイタニック号もクソ株の代表的な銘柄です。本業の儲けを表す営業CFは2009年をピークに緩やかな減少傾向にありますが、比較的安定しており、設備投資も少なくすんでいるので莫大なフリーCFの創出に成功しています。こういう企業が不人気により低PERになれば、積極的に自社株買いをすることでEPSを拡大させることができますし、配当を出すことで株主に還元することもできます。

つまり、投資家目線ではこのタイタニック号も全然沈んでないのです。





ちなみに、このタイタニック号はIBMです。

グッドラック。