バフェット太郎です。

米国株には25年以上連続で増配している「配当貴族」が100以上存在しますが、その中には50年以上連続で増配している「配当王」も存在します。今回のエントリーでは楽天証券で買える「配当王」14銘柄を紹介します。

【配当王】14種
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これらの配当王14種は、消費者の嗜好の変化、技術の進歩、インフレ、オイルブーム、金利の上昇、景気後退、戦争、テロ、国家のデフォルト、金融危機、市場のクラッシュなどあらゆる局面で増配を繰り返してきました。

つまり、50年以上もの長いあいだ連続増配を達成できた背景には、どんな景気局面においても利益が出せる、強固なビジネスモデルがあったというわけです。

1991年から2015年までの間、配当王に均等分散投資し配当再投資した場合と、S&P500ETFに投資して配当を再投資した場合のリターンは以下の通りです。
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(出所:SIMPLY SAFE DIVIDENDS

配当王の配当再投資を含めたトータルリターンは13.8%だった一方、S&P500のそれは9.7%でした。結果、1991年に投資した10万ドルは2015年末の時点で、配当王は255万3058ドル、S&P500は101万7672ドルと倍以上の差が開きました。

また、チャートを眺めるとわかるのですが、特に差が開いたのは2000年以降と2008年以降の二回です。この二つの年に何があったかと言えば、ITバブルの崩壊と金融危機です。つまり、配当再投資戦略は株価の暴落局面でこそその威力を発揮するというわけです。反対に市場が安定していた90年代はそれほど差が開きませんでした。
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各年のパフォーマンスですが、2000年のITバブル崩壊と2008年の金融危機においてS&P500は配当王以上に暴落しました。そのため、ボラティリティも配当王が13.5%だったのに対してS&P500は18.0%でした。つまり、配当王はS&P500に比べて、リスクが低いにも関わらずリターンが高いというわけです。

ちなみに配当王14種の中でパフォーマンスが最も高かったのはロウズ・カンパニーズ(LOW)の21.4%でした。一方でパフォーマンスが最も悪かったのは公益株のベクトレン(VVC)の7.4%で、市場平均をアンダーパフォームしました。また、資本財株のエマソン・エレクトリック(EMR)は9.7%と市場平均と同程度のリターンでした。

★★★

過去に答えを求めれば、配当王のような連続増配株に投資することで、市場平均に勝てるということがわかるのですが、そもそも1991年の時点でその後の25年間、連続増配するということを果たして誰がわかるというのでしょうか。こうした調査は後知恵バイアスと言って、物事の結果がわかった後でそれが予測可能だったと考える傾向のことです。

だからこそ投資家は、今後も配当を増配できそうな銘柄を選ぶ必要があります。例えば配当性向が60%未満の銘柄にだけ投資するとか、条件を加えて銘柄選択するというのも手だと思いますよ。

グッドラック。
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