バフェット太郎です。

バフェット太郎のように配当再投資を実践したい投資家は、将来に渡って安定して配当を出してくれるような優良株に投資しなければなりません。そこで今回は、前回紹介した「配当王」を除いた「配当貴族」の中から、生活必需品セクターを紹介したいと思います。(*配当王=連続増配50年以上:配当貴族=連続増配25年以上50年未満)

【配当貴族(生活必需品セクター)】
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(注:楽天証券から買えない銘柄は除外してあります。)

配当王を除いた配当貴族のうち、生活必需品セクターは9銘柄あります。これは全セクター中トップです。ちなみに同数で一位だったのは素材セクターでした。意外でしょ?
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素材セクターに連続増配銘柄が多数存在する主な要因は、1957年にS&P500が組成した当初、全セクター最大のシェアを占める米国株のコアセクターだったためです。つまり単純に銘柄の母数が多かったわけです。その後素材セクターを構成する化学品、鉄鋼、紙などは斜陽産業となり、市場に占めるシェアは縮小、業界再編を促し、企業買収・合併による規模の拡大が進んだ結果、連続増配に追い風となりました。

公益株や資本財株も同じような理由から連続増配株が増産されました。一方でニューエコノミーのハイテクセクターはオートマチック・データ・プロセシング(ADP)の一銘柄に留まりました。この会社は給与計算など人事関連業務の代行サービスをしている、創業1949年の老舗企業です。

さて、生活必需品セクターには食品・生活必需品小売り、食品、飲料、日用品などが含まれています。これらの銘柄は比較的安定した収益が見込めるので、今後も増配が維持される可能性が高いです。特に配当性向の低い銘柄は、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)の35%、ウォルマート・ストアーズ(WMT)の42%、アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)の40.3%で期待ができます。

しかし、配当性向を必ずしも重視する必要はありません。ペプシコ(PEP)などは83.40%と配当性向が極めて高いですが、今後も増益が期待できますから配当もそれに連れて上昇すると思います。また、キンバリー・クラーク(KMB)の配当性向は127.10%と利益以上に配当を株主に支払っていますが、これも心配する必要はありません。なぜなら、KMBの今期EPSは6.08ドル、来期EPSは6.52ドルが予想されているため、DPSを前期の3.52ドルから3.7ドルと増配したとしても配当性向は60.86%にしかならないからです。つまり、配当性向をスクリーニングにかけ機械的に排除せず、前期の業績や将来の業績を織り込んで考える必要があります。

投資家は度々、特定の条件を満たす銘柄こそが「買い」だと判断してしまいがちですが、そんなことはなくて、配当性向はあくまで目安にしかすぎないと理解するべきでしょう。バフェット太郎は平気で配当性向が80%程度あるプロクター&ギャンブル(PG)やコカ・コーラ(KO)を保有していますが、これらの銘柄は苦戦こそしているものの、長期的にみれば安定した収益が見込めるので安心して保有できる銘柄です。

将来のことは誰にもわかりませんが、配当再投資戦略を実践するなら、簡単に減配や無配に転じる銘柄より連続増配実績のある上記の銘柄群から選ぶことをオススメします。

グッドラック。
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