バフェット太郎です。

バフェット太郎のように配当再投資戦略を実践する投資家はどのような基準で銘柄を選べば良いのでしょうか。そのヒントとしてバロンズの「高利回りファンドが示す銘柄選択の極意」という記事を紹介したいと思います。

【トム・フーバー氏の場合】
トム・フーバー氏は運用資産総額59億ドルのT.ロウ・プライス・ディビデンド・グロース(PRDGX)という高配当利回りファンドを運用するファンドマネジャーです。彼の場合、単純に配当利回りの高い銘柄を探すのではなく、長期的に増配可能な銘柄を探すことだそうです。

単純に配当利回りだけが高い銘柄を探した場合、通信や公益など特定のセクターに投資先が集中してしまうからで、この辺の考え方は個人投資家も参考になると思います。二年ほど前に原油価格が100ドルを超えて推移していたとき、高配当株リストにエネルギー株が軒並み名を連ねていたため、配当を目的とした個人投資家のポートフォリオがエネルギー株まみれになっており、原油価格の急落と共にエネルギー株が減配に転じたのは記憶に新しいです。

フーバー氏は有望な投資先として「利益が長期的に一貫して成長する可能性のある」一般消費財サービス・セクターを挙げており、同ファンドではケーブルテレビ最大手のコムキャスト(CMCS.A)に大きく投資しています。CMCSAの利回りは1.6%にすぎませんが、傘下のメディア大手NBCユニバーサルの収益性が改善していることから、今後も利益の成長が見込めると考えています。また、配当性向は31%にすぎないため、安定して増配を続けられるとみているとのこと。

フーバー氏が最も多く投資しているセクターはヘルスケアセクターで、ポートフォリオの20.5%を占めています。保有株には53年連続で増配しているジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ:利回り2.67%)、医薬大手のファイザー(PFE:利回り3.43%)や44年連続で増配しているベクトン・ディッキソン(BDX:利回り1.52%)などがあります。

ヘルスケア関連株はセクター全体が成長トレンドにあるため利益成長が見込めることに加えて、配当性向が低いことで連続増配が期待できるのでフーバー氏は積極的に投資しているというわけです。次いで金融セクターに17.6%、一般消費財サービスセクターに12.6%投資しています。

また、ドラッグストア最大手のウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA:利回り1.8%)にも投資しています。WBAは配当利回りこそ低いものの、同業のライト・エイド社買収で利益成長が見込めることに加えて配当性向が35%と低く増配余地が大きいことから大きく投資しています。ちなみにライト・エイドの最終承認は規制当局からまだ得られていません。

まとめるとフーバー氏の投資アイディアは以下の通りになります。

一、セクターはヘルスケア、金融、一般消費財サービスを選好。
二、個別銘柄は利益成長が見込める銘柄を厳選。
三、配当利回りは低くて構わないが、連続増配が期待できる配当性向の低い銘柄に厳選。

配当再投資を実践したい個人投資家はプロのアイディアをどんどん盗み、参考にすると良いと思います。

グッドラック。

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