バフェット太郎です。

国民の年金を運用しているGPIF(年金積立管理運用独立行政法人)の2016年4~6月期の運用損益は5兆2342億円の赤字だったことが明らかになり、金融リテラシーの低いヤフー民のコメント欄が再び荒れています。

そもそもヤフーニュースにコメント書く人って30~40代の男性に多いそうですが、みんな金融リテラシー低すぎませんか?

【GPIFのポートフォリオ】
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【2016年第1四半期運用状況】
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収益率は-3.88%、収益額は-5兆2342億円の赤字でした。この成績が良かったのか悪かったのかを判断するときはベンチマークを参考にします。ベンチマークとは基準指標のことで市場平均という意味です。つまり、市場平均に対してどうだったのかを見なければなりません。
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GPIFの国内債券、国内株式、外国債券のパフォーマンスはベンチマークに対してアウトパフォームしました。一方で外国株式はアンダーパフォームしました。全体的にまずまずの運用成績だったと思います。

ヤフー民たちは、政府が国民の大切なお金でバクチをしていると声を荒げ、誰が責任をとるんだ!と叫びますが、たとえマーケットがバクチをするところだとしても、長期的にみればお金は運用した方が良いというのが資本主義社会の常識です。そして2001年以降、GPIFは累計40兆円もの収益を獲得しています。つまり、バクチはしないよりもした方が良かったと言う結果になっているわけで、ヤフー民のバクチをするな!という意見は間違っているのです。

そこで金融リテラシーの低いヤフー民たちは「運用が下手すぎる」とか「俺の方がうまく運用できる」などイタイことを言っていますが、ヤフー民が1000万円にも満たないお金を運用することと、GPIFが130兆円ものお金を運用することは意味が違います。

GPIFは基本ポートフォリオ(国内債券:35%、国内株式:25%、外国債券:15%、外国株式:25%)に沿った運用をしなければならないことに加えて巨額の運用資金がマーケットに与える影響力は大きいので、個人投資家のように株式をぶん投げるようなダイナミックな運用はできないんです。従って、GPIFの投資手法は安定した収益と配当が見込める大型株を中心に投資するしか道が残されていないわけです。すると、どうしても市場平均(ベンチマーク)に連動するようなかたちになります。

では、2014年の基本ポートフォリオ見直しの際に株式の比率を50%にしたのがそもそもの間違いでは?との意見もありますが、長期的に見れば債券よりも株式の方がリターンが高いと言うことが証明されているので、長期的に見れば株式の比率を高めたことは正解です。

つまり、GPIFは年金の運用にあたって間違ったことは何もしていないので、誰にも批判されるいわれはないのです。

グッドラック。

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