バフェット太郎です。

原油価格が50ドルのレジスタンス(上値抵抗線)に抑えられるなか、エクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)など石油メジャー大手四社の債務が過去最大級にまで膨張しました。

「ウォールストリートジャーナル」によれば、債務が過去最高水準にある中、配当金の支払い能力と埋蔵量を増やすための探査能力に対する不安が高まっているとのこと。

XOMとシェルの株式を保有しているカルミニャック・コモディティ―ズ・ファンド(運用資産5億5000万ドル)のマネジャー、マイケル・ヒューム氏は、「原油相場が50ドルから60ドルなら、これら企業は現在の配当を維持できないだろう。持続不可能だ」と述べています。実際、エネルギー各社は新規投資を抑えていることに加えて大規模なリストラやペイオフでコストを削減したにもかかわらず、負債は膨張し続けています。

一方でシェルのベン・ファン・プールデンCEOは純負債額が増加した主な要因は英天然ガス大手BGグループの買収だったと説明し、また、BPも原油相場50~55ドルで現在の配当を維持できるだろうと述べています。

さて、いずれにせよメジャー大手の将来の業績を決めるのは原油価格であることには変わりません。特に原油価格見通しについては原油需要の旺盛な中国の行方が注目されています。

現在、中国では石油各社が国内生産の減少という新たな局面を迎えています。中国はこれまで老朽化の進む国内油田で何とか生産を維持してきましたが、新たに発見された油田は増産を続けるのに十分ではなかったし、原油価格が低迷するなかでは企業も増産に乗り気ではなかったのです。

そのため生産量は2011年から微増を続けていましたが、今期はついに減少することが見込まれています。一方で原油に対する需要は旺盛なため、原油輸入量は年々増加しており、今期は11年比で約1.5倍の量を輸入する見込みです。

中国は世界第四位の原油生産国でもあり、これが輸入を抑える要因となっていましたが、原油価格の低迷で生産が止まる一方、需要の増加が進めば、いずれ原油価格を押し上げることになります。
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チャートは原油先物相場の週足チャートです。強気の三角保ち合いを形成しており、一旦42ドル程度に沈んだ後、反動で50ドルのレジスタンス(上値抵抗線)を突破する可能性が期待できます。

グッドラック。
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