バフェット太郎です。

先週、8月米雇用統計の発表を受けてNYダウ株式市場は上昇、ドルも上昇しました。通常、雇用統計を受けて利上げ観測が後退した場合、株式市場は上昇しますが、ドルは売られるものです。しかし、実際はドルも上昇しました。これは株式市場では利上げ観測が後退したと受け止められた一方で、為替市場では早期利上げ観測が高まったと受け止められ、市場で矛盾が生じていることになります。

雇用統計の内容を振り返ってみると、非農業部門就業者数は予想18万人増に対して、結果15万1000人増と予想を下回りました。また、雇用環境が良いか悪いかの分かれ目となる20万人からはほど遠い内容でした。これを受けて株式市場では利上げは見送られる公算が高いと受け止められたわけです。

一方で、そうは言っても非農業部門就業者数の三カ月の平均値は22万5700人と、雇用環境が良いか悪いかの分かれ目となる20万人を超えており、完全雇用にほぼ近い現状ではむしろ9月に利上げする可能性は十分残っていると受け止められ、ドル高基調が維持されました。

つまり、各市場ではそれぞれ都合よく解釈されていることになります。
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ドル円の週足チャートです。チャートを眺めると弱気の下降トレンドチャネルのレジスタンス(上値抵抗線)を試す展開になっています。先日、底値のシグナルを示すダブルボトムを形成したので107円方向をターゲットにドル高円安が進むと思います。

レジスタンス突破のきっかけとなるのは7日(水)(日本時間:8日3時)に予定されているベージュブックです。ベージュブックは各地区の状況についてまとめたものになるのですが、FOMC(米連邦公開市場委員会)の場で議論の叩き台になるものです。

雇用統計発表後の株式市場と為替市場からもわかる通り、各市場は自分たちにとって都合よく解釈しているわけですが、本当のところ利上げをするのかしないのかは誰にもわからない状況です。そこでベージュブックの内容が、例えば従来の想定以上に各地区の景気が良くなっているということがわかるようだと、9月利上げの可能性が高まり、急速にドルが買われ円が売られると思います。

バフェット太郎はドル高を予想しており、株式市場についてはギコチナイ展開になるものの、利上げは景気良好を示すサインでもあるわけですから、長期的には上昇基調だと考えています。

グッドラック。
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