バフェット太郎です。

トータル・ヘルスケア世界最大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)が第3四半期決算を発表しました。内容は良かったです。

EPSは予想1.66ドルに対して、結果1.68ドルと予想を上回りました。

売上高は予想177億4000万ドルに対して、結果178億2000万ドルとこちらも予想を上回りました。

2016年通期のEPS見通しは、予想6.69ドルに対して、新ガイダンス6.68~6.73ドルでした。

2016年通期の売上高見通しは、予想720億6300万ドルに対して、新ガイダンス715億~722億ドルでした。

【JNJ事業ポートフォリオ】
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JNJの収益柱である医薬品部門は、前年同期比+9.2%増と好調な決算でした。また、世界首位の医療機器部門は同+1.1%増でした。一方で、バンドエイドやリステリンなどの日用品部門は同-1.6%に沈みました。

決算は予想を上回る好決算だったものの、JNJにとって最も売上高の大きい関節リウマチ治療薬「レミケード」のバイオ後続薬を、世界最大の製薬会社であるファイザー(PFE)が11月下旬から米国で発売すると発表したことが伝わると、株価は大きく下落しました。
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JNJの週足チャートです。50日移動平均線をターゲットに110ドル水準まで調整すると思います。

さて、ロイターによると、S&P500種の構成銘柄500社のうち、すでに決算を発表した52社の81%が予想を上回る好決算を発表していることがわかりました。

今後、好調な企業決算が相場を下支えし、堅調な経済指標が利上げを後押しすると思います。バフェット太郎は大統領選までは相場は様子見ムードが広がるものの、12月の利上げを織り込むように株価は緩やかにダレてくるのかなと相場のシナリオを思い描いています。

そこで瞬間的な調整局面を迎えた場合、多くの投資家は驚き、将来の見通しに悲観的になり株を投げ売りしてしまうと思います。特にジョージ・ソロス氏など著名投資家が暴落論を主張しているので、尚更不安に思う投資家が増えると思います。

しかし、長期投資家はそこでみんなと一緒になって悲観的になり、売り急いではいけません。優良株を保有しているなら、しっかりホールドするべきです。

また、下心を出して底値で買おうとは考えないでください。大抵の長期投資家は、ホールドこそするものの、底値拾いを意識したタイミング投資を狙いがちです。しかし、調整局面が短期で終わる場合もあり、結局買い増しのタイミングを逃すなんていうオチになりやすいです。

従って、バフェット太郎のように配当再投資戦略やドルコスト平均法による買い増し戦略を実践している投資家は、必ず事前に決めた日に買い増すようにしてください。バフェット太郎は半月に一度、淡々と配当を再投資しています。

グッドラック。

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