バフェット太郎です。

15日のNYダウ株式市場は前日比+54.37ドル(+0.29%)高の1万8923.06ドルと史上最高値を更新して取引を終えました。金融株と資本財株に利益確定売りが見られた一方で、これまで売られていた生活必需品株や通信株、ハイテク株に買いが集まりました。

この日相次いで発表された経済指標は概ね好調でした。

米商務省が発表した10月の米小売売上高は予想0.6%増に対して、結果0.8%増と予想を上回りました。自動車関連や建築資材、ガソリンスタンドなどの売上げが好調でした。

11月NY連銀製造業景況指数は予想-2.50に対して、結果+1.50と予想を上回りました。また、米労働省が発表した10月輸出入物価指数は前月比+0.5%上昇しました。一方、米商務省が発表した9月の企業在庫は前月比+0.1%と小幅に増加しました。

米ボストン地区連銀のローゼングレン総裁は「相当悪い経済指標が出ない限り、12月の利上げは妥当だ」との認識を示しました。ローゼングレン総裁はこれまで一貫して「超低金利策を続けるべきだ」と言い続けていましたが、この数カ月では予想に反して利上げを支持する姿勢を示しています。

CMEフェッドウォッチによれば、市場が織り込む12月の利上げ確率は91%となり、来月利上げが確実視されています。
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チャートはNYダウの10年チャートです。現在、強気の上昇トレンドチャネルを形成しており、上値抵抗線(レジスタンス)は2万ドルを大きく超えています。従って、短期的には買い一服感から相場は伸び悩むかもしれませんが中期的に見ればまだまだ上昇余地があると思います。

原油先物相場はOPEC(石油輸出国機構)が30日の会合で、減産で合意するとの期待が再浮上し、前日比+5.75%と急伸しました。ナイジェリアの主要石油パイプラインが武装組織に攻撃されている報道も原油相場を一段と押し上げました。
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原油先物相場の週足チャートです。かれこれ一年以上50ドルのレジスタンス(上値抵抗線)を超えることができておらず、方向感に乏しいです。

グッドラック。
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