バフェット太郎です。

ウィーンで開かれたOPEC(石油輸出国機構)総会は、市場予想に反して「減産」でサプライズ合意しました。これにより2014年末以降、二年間に渡って低迷していた原油安に終止符が打たれました。

OPECは生産量を日量120万バレル減らし3250万バレルとすることで合意し、サウジアラビアは日量48万6000バレルの削減、イラクは日量21万バレルの削減と、この二カ国だけで全体の半分以上を削減するとのこと。また、非加盟国も合計で日量60万バレルの生産削減に踏み切るとの見込みで、すでにロシアは全体半分を占める30万バレルの削減で合意しました。

OPEC加盟国の関係者は、今回の「減産最終合意」を受けて、原油価格は1バレル55~60ドルを目指すと予想しています。

また、マーケットは「減産最終合意」の報道が伝わると、原油先物相場が急騰し、1バレル49.44ドルと前日比+9.31%急伸しました。急騰した背景には、これまで減産合意は難航すると予想し、ポジションを解消していた多くの原油トレーダーたちが一斉に買い戻していることが挙げられます。

【原油先物相場:週足チャート】
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原油先物相場の週足チャートです。52ドルのレジスタンス(上値抵抗線)に抑えられている一方、下値が切り上がっていることが確認できます。これを強気の三角保ち合いと言って、上に大きく放たれる可能性が高いです。

【エクソン・モービル:XOM】
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バフェット太郎のブログで何でも登場するエクソン・モービル(XOM)の超長期チャートです。過去42年の歴史を振り返ると、RSIが50ptを割り込み、トレンドラインの下限まで、あるいはそれを割り込むまで株価が下落したのは過去7回しかありません。そしてその全てにおいて株価が底打ちしていることが確認できます。

つまり、過去の経験則に従えば、エクソン・モービル(XOM)の株価はすでに底打ちしており、ここからは強気の上昇相場になることが予想できるというわけです。

【景気循環図】
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景気循環図を眺めると、現在、資本財株や素材株が買われていることから回復局面から好況局面へ移行していることがわかります。今後のシナリオは、利上げとともに景気は拡大し、株価も大きく上昇していきます。しかし、ドナルド・トランプ次期大統領が財務長官に指名しているスティーブン・ムニューチン氏は、税制改革や財政支出の拡大によるインフラ投資を推進、そしてドッド・フランク法という金融規制の緩和ですから、景気は一気に過熱すると思います。

つまり、好況局面は短命で終わる可能性があり、その後、景気後退と共に行き場を失った投資マネーがエネルギー株に流れます。

グッドラック。
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