バフェット太郎です。

米国株投資には「ダウの犬投資法」というものがあります。「ダウの犬投資法」とは、NYダウに構成されている30銘柄の内、配当利回りの高い上位10銘柄に均等分散投資し、一年ごとに構成銘柄を選定しなおすことを繰り返す投資法です。

2001年から2016年までの16年間のパフォーマンスを振り返ると以下の通りになります。
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【成績表】
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過去16年間のうち、10年間でダウの犬がダウをアウトパフォームしました。2001年と2012年ではほとんどパフォーマンスが同じだったことから、16年間でダウの犬がダウをアンダーパフォームしたのはわずか4年だけ。つまり、ダウの犬は75%の確率でダウに負けないということです。

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なぜ、ダウの犬はダウに負けにくいかというと、配当利回りをバリュエーションの指標として考えているからです。安定したキャッシュフローと配当が見込めるダウ構成銘柄は、株価が下落している局面では配当利回りが高くなりやすいので、配当利回りが高ければ高いほど株価は割安で放置されていると考えるわけです。

【2016年12月末:ダウ構成銘柄とPERと配当利回り一覧】
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一覧の上位10銘柄が今年のダウの犬です。昨年までダウの犬だったプロクター&ギャンブル(PG)とウォルマート・ストアーズ(WMT)が除外された一方、コカ・コーラ(KO)とボーイング(BA)が新規で組み入れられました。

じゃあ、プロクター&ギャンブル(PG)とウォルマート・ストアーズ(WMT)はどれだけ値上がりした後に除外されたのかって言うと、それぞれ+7.29%、+12.46%と、NYダウの+15.24%をアンダーパフォームしています。値上がりしたから配当利回りが低くなって除外されると思いきや、そんなことはなくて、単純に配当性向の高い銘柄ほどダウの犬に採用されやすいだけだったりするわけです。

ただ、それでもダウの犬がダウに75%の確率で負けないのは、一部のダウの犬が全体のダウの犬のパフォーマンスを牽引しているからに他ならないわけです。

そこで、2016年のダウの犬でパフォーマンスが良かった三銘柄を調べてみると、キャタピラー(CAT:+36.40%)とシェブロン(CVX:+32.47%)、IBM(+22.10%)だったことがわかりました。また、この三銘柄はダウの犬の中でも配当利回りが特に高くて、それぞれの順位は3位、2位、4位でした。

つまり、ダウの犬投資法を実践するなら、2位から6位までの5銘柄でポートフォリオを組んだ方がいいということです。なぜ1位は敬遠すべきかというと、ほぼ毎回ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)だからです。この銘柄は割安だから配当利回りが高いんじゃなくて、単純に配当性向が高いから利回りが高いというだけなんです。つまり、ベライゾン(VZ)は配当利回りをバリュエーションの指標として考えるダウの犬の精神に反するということです。

ということで、2017年版ダウの犬10種の中で本当に投資すべきダウの犬は次の5銘柄になります。
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薬価引き下げ圧力を受けて全体的に低迷しているヘルスケア株のファイザー(PFE)、原油価格が長く低迷していて収益の大幅改善が期待できないシェブロン(CVX)、トランプ次期大統領に名指しで批判されているボーイング(BA)、どれも投資家が敬遠したくなる魅力的な銘柄ばかりですね。

グッドラック。
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(参考文献:『ダウの犬投資法 ──プロにも株価指数にも勝つ「単純」戦略』)