バフェット太郎です。
世界最大の日用品メーカー、プロクター&ギャンブル(PG)が第2四半期決算を発表しました。内容は良かったです。
EPSは予想1.06ドルに対して、結果1.08ドルと予想を上回りました。
売上高は予想168億ドルに対して、結果169億ドルと予想を上回りました。
業績が予想を上回った背景には、新製品や高級製品の売り上げが好調だったことが挙げられます。
通期のEPS見通しは一桁台半ばの伸び率になるとの予想を据え置きました。
通期の売上げ見通しは従来の2%増から新ガイダンス3%増と上方修正されました。
【部門別構成比:2016.6】
【部門別増収率】
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洗剤のアリエールやボールド、ファブリーズ、髭剃りのジレットなどを含めた主要部門であるグルーミング・ファブリック&ホームケアは1%の増収でした。また、パンパースなどのベビー・女性&ファミリーケアも1%の増収でした。高級スキンケア製品「SK-Ⅱ」の販売が好調だったことから、ビューティー部門は3%増、ヘルスケア部門は口腔ケア製品の刷新が寄与し7%の大幅増となりました。
プロクター&ギャンブル(PG)の日足チャートです。
好調な企業決算を受けて前日比+3.25%高と急反発しました。しかし、同社の地域別売上高構成比が米国41.4%に対して、海外58.6%と海外比率が高いことからドル高が懸念されています。
トランプ新政権では、保護主義に走ることから新興国から投資資金が流出、米国に還流することからドル高が予想されています。また、2018年の一年間限定で実施されると予想されているレパトリ減税では、1兆2500億ドル規模のドル買い需要が生まれることもドル高に拍車がかかる要因になると予想されています。
そうしたことから、今後プロクター&ギャンブル(PG)をはじめ、コカ・コーラ(KO)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)など典型的な超大型優良グローバル企業の業績は伸び悩むと思いますが、シーゲル流の配当再投資戦略を実践している投資家たちは、こうした局面でも値上がり益を期待せず、淡々と配当を再投資していかなければなりません。
ほとんどの投資家はこうした株価の上昇局面で資本財株を新たにポートフォリオに組入れたりしますが、二年と待たずして暴落するのがオチです。従って、短期的な値上がり益に下心を出さず、つまらない退屈な投資を心がけてください。
グッドラック。
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