バフェット太郎です。

トランプ「保護(貿易)こそが繁栄と強さにつながる!」

習近平「貿易戦争では勝者などいない!世界は自由貿易で繁栄する!!」

トランプ「あ…れ…?」

習近平「これって…?」

トランプ「俺たち…」

習近平「カラダが…」

トランプ・習近平「入れ替わってるーーーーー!!!?」

ってくらいあべこべになってる

かつて共産党一党独裁の計画経済の下、外の世界に壁を作り保護貿易主義に走っていた中国の習近平国家主席が、ダボス会議で自由貿易と経済のグローバル化を擁護し、自由貿易で繁栄してきたはずの米トランプ大統領が大統領就任演説で自由貿易を否定するなど、皮肉以外の何ものでもありません。

トランプは就任早々、即TPPの離脱を発表し、NAFTA(北米自由貿易協定)の再交渉を表明しました。自由貿易と自由競争の下、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズ、ジェフ・ベゾス、マーク・ザッカーバーグを生んで、世界に「偉大な米国」を見せつけてきたのに、トランプは田舎町に自動車工場をつくることで偉大な米国を取り戻せると信じてるわけです。
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一方で中国も表向きでは自由貿易を擁護していますが、彼らがやってることと言えば、為替操作や特定の情報を遮断、法や権利を軽視、侵害し、インフラにテクノロジーを提供する外国のサプライヤーを閉め出すなど、保護貿易が中国にとって必要不可欠になっています。

保護貿易の下、すべての国々が国益を優先したら行き着く先は国際紛争です。本来、国際社会は持ちつ持たれつの関係で、お互い様の文化が根強いです。例えば、特定の国や地域で干ばつや自然災害などで農作物が育たなければ輸入に頼らなければなりません。普段から取引きしていない人たちと急に取引きすることはできないので、普段から仲良くしておくことで、万が一の時でも助け合えるように備えておかなければならないのです。

しかし、殺るか殺られるかの生き馬の目を抜くような厳しい競争社会で戦ってきた実業家集団のトランプ政権は、そんなもの「クソくらえ」くらいにしか思っていないのかもしれません。トランプ政権が相手国を服従させてやろうとか、米国の力を見せつけてやるみたいな中二病集団だとしたら、世の中の政治家や経済学者たちが、彼らの横暴に頭を抱える日もそう遠くはないかもしれませんね。

グッドラック。

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