バフェット太郎です。

世の中には投資に関する本が何千冊、何万冊とあるわけですが、その中から一体どれを読めば良いのでしょうか。ぶっちゃけ投資家が信じているものによるところが大きいので、短期投資家にとっての読むべき本と長期投資家にとって読むべき本は違うし、バリュー株投資なのか、あるいはグロース株投資なのかでも違います。

そこで今回は、バフェット太郎が信じていること、つまり米優良企業の株に投資して配当を再投資する戦略を実践する場合、投資家が参考にするべき本です。ちなみに、今回紹介するのは【投資・一般部門】ということで紹介するので、以前「【厳選】バフェット太郎がおすすめする投資家が読むべき10冊!!」で紹介した、投資哲学に関する本などは除外しました。また機会を改めて【投資哲学BEST5】とか【バフェット本BEST5】といった感じで紹介でしようと思います。

というわけで今回バフェット太郎がおすすめするのは【投資・一般部門】のBEST8です。どーぞ。

【投資・一般部門】

第1位 株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす:ジェレミー・シーゲル著

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バフェット太郎が信じているもの、それが本書です。本書は過去100年以上の膨大な市場データをもとに、S&Pコア10種に投資し、配当を再投資することで誰もがお金持ちになれることを立証したものです。長期投資家のバイブルとして知られる前著『Stocks for the Long Run(邦題:株式投資 第4版~長期投資で成功するための完全ガイド)』の結論をもう一段掘り下げて、市場平均に勝つ投資戦略を突き止めました。全米ベストセラーで長期投資家必読の一冊。投資本100冊買うより、これ一冊買って100回読み返して欲しい。

第2位 株式投資 第4版~長期投資で成功するための完全ガイド:ジェレミー・シーゲル著


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長期投資家のバイブル、それが本書です。先に紹介した『株式投資の未来』の前作ですが、第4版は『株式投資の未来』より後に出版されているためデータも豊富で、S&Pコア10種の有効性も立証されています。ぶっちゃけ赤本じゃなくて緑本でもいいけど、いずれにしても100回読み返して欲しい。


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第3位 世界一わかりやすい米国式投資の技法:広瀬隆雄著

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米国株投資初心者だったり、そもそも投資自体初心者なんだけどっていう人に読んでもらいたいのが本書。米国株投資の普遍的なノウハウだけじゃなくて、経験の浅い投資家が陥りやすい間違いなども例に挙げていて実践的でタメになる良書。これを読んだ後に他の人の投資ブログを読むと、「この人はやりたいこととやるべきことが間違ってるな」ということがわかったりしますよ。

「Market Hack流投資術10カ条」
1. 営業キャッシュフローのよい会社を買え
2. 保有銘柄の四半期決算のチェックを怠るな
3. 業績・株価の動きが荒々しい銘柄と、おとなしい銘柄を上手く使い分けろ
4. 分散投資を心がけろ
5. 投資スタイルをきちんと使い分けろ
6. 長期投資と短期投資のルールを守れ
7. マクロ経済がわかれば、投資家としての洗練度が格段に上がる
8. 市場のセンチメントを軽視する奴は、儲けの効率が悪い
9. 安全の糊代(のりしろ)をもて
10. 謙虚であれ(投資の勉強に終わりはない)

第4位 ウォール街で勝つ法則:ジェームズ・P・オショーネシー著

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ニューヨーク・タイムズやビジネス・ウィークのベストセラーリストに掲った本書。ジェレミー・シーゲル著『株式投資の未来』で引用されてたからバフェット太郎も買って読んでみたけど、データ量がものすごい。定量的に株式市場を分析したい投資家にとってオススメですが、正直マニア向け。フォーブスは「偉大なる書」と評してるいて、投資関係でお仕事してる人や投資についてもっと学びたいという人に必読の書。


第5位 証券市場の真実~101年目の目撃録:エルロ・イディムソン、ポール・マーシュ、マイク・ストーントン著

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投信ブロガーがたちがバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)が最強とかふざけたことを言ってたので、それは間違ってるってことを声を大にして言いたい!リターンの低い国の株式に投資するよりリターンの高い国の株式に投資した方がいいよ!

多くの個人投資家たちは世界中の国々に分散投資することが正しいみたいに信じてるんですが、本書が示すデータを見ればそうではないことがわかります。過去101年間を遡って、国別の株式投資リターンを調査した結果、スウェーデンやオーストラリア、米国、カナダなど、高配当株の多い国々のリターンが高い一方、配当利回りの低い国々のリターンは低いことがわかりました。つまり、稼いだお金を投資家に還元しない企業文化を持つ国に投資するよりも、還元する企業文化を持つ国に投資したほうが理に適ってるというわけです。

第6位 チャートで見る株式市場200年の歴史

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著名投資家ウォーレン・バフェット氏の投資哲学に大きな影響を与えたフィリップ・フィッシャー氏の息子、ケン・フィッシャー氏の著書。過去200年の歴史を振り返って、長期投資家が必ず知っておかなければならない不可欠な事項がわかりやすく解説されていることに加えて、「現在の見解」では過去の自分の間違いを素直に認めつつ、次にどう生かすのかといったことは個人投資家にとって非常にタメになることばかりです。

マーケットにおいて正しいものの見方と長期的かつ統計的な事実に基づいた判断力の養成の機会を提供してくれていて、必ず手元に置き、何度も読み返したい必読書。

第7位 アノマリー投資~市場のサイクルは永遠なり

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アノマリー投資とはテクニカル分析に基づく投資戦略だから、ファンダメンタル分析に基づくバリュー株投資家やグロース株投資家にとって関係ないと考えられ、「どうせ占いみたいなもんでしょ」と笑います。しかし、ウィンストン・チャーチル英元首相が「過去を遠くまで振り返ることができるほど、未来を遠くまで見通せる」と言ったように、本書は株式市場の歴史から得られる教訓から学び、未来のトレンドを過去に見つけます。

本書はマーケットの歴史やそのサイクルのリズムを分析することで、人間の行動パターンが株式市場にどのような影響を与え、あるいは役割を果たしているかを学ぶことができるバフェット太郎おススメの本です。

第8位 ダウの犬投資法:マイケル・B・オヒギンズ、ジョン・ダウンズ著


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配当利回りをバリュエーションの指標としたユニークな投資法です。現代の投資理論における最適解の原点とも言えるダウの犬投資理論は、NYダウに組入れられている30銘柄のうち、最も配当利回りの高い5銘柄に投資し、毎年一度だけ銘柄を選定しなおすということを機械的に繰り返すだけのシンプルな投資戦略。バフェット太郎の運用方針が機械的であるのも、このダウの犬投資理論の影響が大きいです。

★★★

以上、BEST8を紹介してきましたが、8はやっぱりキリが悪いのでBEST10になるようにまた二冊探しておきます。

グッドラック。

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