バフェット太郎です。

2月2日のNYダウ株式市場は、前日比ー6.03ドル(ー0.03%)安の1万9884.91ドルとほぼ横ばいで取引きを終えました。この日もトランプ大統領の発言が懸念材料となりました。

トランプ大統領はNAFTA(北米自由貿易協定)の懸念を改めて表明し、再交渉、もしくは代替案に向けた交渉を加速させることを望むと、大統領執務室で与野党議員の前で発言しました。また、トランプ大統領はツイッターで「イラクやイランなどからオーストラリアに亡命を希望して密航した数百人を米国へ移住させるという、米国とオーストラリアの取り決めはバカげた合意」と評し、再検討する意向を示しました。

さらにトランプ大統領は、イランによる弾道ミサイルの発射実験を巡り、「イランは正式に警告されている」とし、イランを牽制しました。

米国の株式市場は大統領選挙でトランプ氏が勝利後、インフラ投資の拡大と法人税の減税、金融規制の緩和への期待感の高まりから、一時2万ドル大台を超えましたが、トランプ大統領が就任後、TPP(環太平洋連携協定)からの正式離脱に関する大統領令や、入国制限に関する大統領令などに次々と署名していくことで、先行き不透明感が高まり、米国の株式市場は様子見ムードとなっています。

また、この日発表された新規失業保険申請件数は、予想25万件に対して、結果24万6000件と予想より良かったです。
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米国の株式市場は今、堅調な経済指標と労働市場、そして好調な企業決算と次々に署名される大統領令という多くの材料を必死に織り込みながら、綱引きをするように相場は上下に引っ張り合っています。

そうした中で、未来の手掛かりを探るためにチャートを眺めると、RSIの上値が切り下がっている一方で、株価の上値が切り上がっている逆相関、いわゆるダイバージェンスが発生していることが確認できます。

ダイバージェンスはこれまでのトレンドが最終局面に差し掛かっていることを知らせてくれる指標であるため、ダウが「売り」であることを示唆しています。ちなみに50日移動平均線からかなり乖離していることや、MACDもデッドクロスを形成しそうであることも、不吉な前兆となっています。

今夜発表される1月の雇用統計が新たなトレンドを作るきっかけとなるかもしれませんね。

グッドラック。

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