バフェット太郎です。

ソフトドリンク大手のコカ・コーラ(KO)が第4四半期決算を発表しました。内容はまちまちでした。

EPSは予想0.37ドルに対して、結果0.37ドルと予想に一致しました。

売上高は予想91億7000万ドルに対して、結果94億1000万ドルと予想を上回りました。

2017年通期のEPSは予想1.97ドルに対して、新ガイダンス1.83~1.89ドルと下方修正されました。
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コカ・コーラ(KO)の週足チャートです。通期のEPSが下方修正された主な要因は、北米ボトリング事業の再フランチャイズ化に伴う費用が増大するためです。

北米では消費者の炭酸飲料離れが加速しており、それに対応するため大半のボトリング事業の売却を進めていて、年内に再フランチャイズ化が完了する見通しで、中国、欧州でも提携先と協議中です。

何言ってるかわかりますか?

コカ・コーラ(KO)は、コカ・コーラを作り、売ることでお金を稼いでいいるわけですが、その工程には利益率の高い部門とそうでない部門があります。川上部門、つまりコカ・コーラのシロップ(原料)を作ることや、マーケティング戦略を担う部門はめちゃくちゃ利益率が高いのですが、川下部門、つまりコカ・コーラのシロップとソーダ水を混ぜてコカ・コーラを作り、包装・箱詰めし、小売店舗や自動販売機に配送するボトリング事業はめちゃくちゃ利益率が低いのです。

そのためコカ・コーラ(KO)はボトリング事業を他社に委託して、ロイヤリティー収入だけを得ることで利益率を上げることができるのですが、それを今やってます。

というわけで、今後はボトリング事業の売却の影響とドル高トレンドの影響を受けて売上高は大きく減少することが予想されています。だけどそれが直ちに「コカ・コーラオワタ(^O^)/」ではないので決して売らないでください。

グッドラック。

(関連本:「こころを動かすマーケティング―コカ・コーラのブランド価値はこうしてつくられる 」「コカ・コーラ流 100年企業の問題解決術 」「コカ・コーラ帝国の興亡―100年の商魂と生き残り戦略 」「コカ・コーラに学ぶ ビッグ・ウォレット戦略 」)

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