バフェット太郎です。

先日、著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハサウェイ(BRK.B)がアップル(AAPL)や航空会社の株式を大幅に買い増す一方、ウォルマート・ストアーズ(WMT)とベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)の株式を大幅に売却するなど、運用面での継承が進みつつあることが明らかになりました。

特に今回は、後継者候補のテッド・ウェシュラー氏の存在感が大きく感じられました。

バフェット氏は1989年、航空会社のUSエアウェイズ(11年にアメリカン航空と統合)に投資して失敗した経験があり、バフェット氏はこの時のことを「一時的に発狂していたからと言えば、それが一番近いだろう」と述べ、それ以降、航空会社と距離を置いてきました。

しかし報道によれば、ウェシュラー氏が航空会社の業界再編が完了したことで過当競争の時代が終焉し、収益を上げらえる環境が整ったと判断。航空会社を嫌うバフェット氏を説得し投資に踏み切ったそうです。

また、バークシャー・ハサウェイ(BRK.B)はアップル(AAPL)株も大量に買い増し、保有株を前期比+276.88%増の5700万株とし、バークシャー・ハサウェイ(BRK.B)の上場株ポートフォリオの4.49%を占めるまでにシェアが拡大しました。ちなみにウェシュラー氏がアップル(AAPL)への投資は「年間購読料を徴収するようなビジネスモデルに似ている」と発言したことから、アップル(AAPL)への投資もウェシュラー氏の進言によるものと見られています。

バークシャー・ハサウェイ(BRK.B)がウォルマート・ストアーズ(WMT)株を大量に売却していることもウェシュラー氏が絡んでいるのではと見られています。ウェシュラー氏はかねてから「小売業界は過当競争であるから投資を控えている」と発言していたからです。

【バークシャー・ハザウェイの上場株ポートフォリオ】
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アップル(AAPL)株はシェア第7位、航空会社四社のシェアはそれぞれ1.5-2.0%程度ですが合計シェアは6.33%と、シェア第6位のフィリップス66(PSX)の4.71%を上回ります。

バフェット氏は86歳と高齢であり、現役で仕事ができるのもあと数年と考えれば、バークシャー・ハサウェイ(BRK.B)のポートフォリオはウィシュラー氏や同後継者候補のトッド・コームズ氏の影響を強く受けたものにならざるを得ないのかもしれません。

グッドラック。

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