バフェット太郎です。

15日のNYダウ株式市場は、前日比+112.73ドル(+0.54%)高の2万0950.10ドルと上昇して取引を終えました。

上昇した主な要因は、FRB(米連邦準備制度理事会)が予想通り政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げて0.75~1%とすることを決めたためです。安定的な経済成長や力強い雇用の伸びに加えて、インフレが目標に回帰するとの自信を踏まえたことなどが利上げ決定の主な要因となりました。

しかし、将来の利上げペースが加速するとの兆候は示さず、追加利上げは緩やかに留まるとしています。FRB当局者の政策金利見通しは年内さらに2度の利上げ、2018年は3度で据え置かれました。

FOMC後に記者会見に挑んだFRBイエレン議長は、今回の決定は利上げを待ちすぎれば、後に一段と急速な引き上げが必要になるとの見方を反映したものだとしました。

さて、予想通りの利上げとなったものの、利上げペースが加速するとの兆候が見られなかったことから、米10年債利回りが急落(価格は上昇)し、ドルが売られ円が買われました。
 
【米10年債利回り:日足チャート】
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【ドル円:日足チャート】
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ドル円はー1.15%安の1ドル113.43円で推移しています。また、112円~115円のレンジ相場を形成していることから、再び112円のサポートラインを試す展開が予想されます。

【iシェアーズMSCIエマージング・マーケットETF:EEM】
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【ヴァンエック・ベクトル・金鉱株ETF:GDX】
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利上げ発表後、新興国株と金鉱株がそれぞれ+2.61%高、+7.69%高と大きく上昇しました。

一般的に利上げ局面では、金利差拡大による債務の膨張で新興国株は弱含むとされていますが、新興国通貨安による輸出競争力の高まりが期待できることから、これから上昇トレンドが始まります。

また、金(ゴールド)は利息がつかないことから、利上げ局面では弱含むとされていますが、金はインフレヘッジとしての側面もあるので、大方の予想に反して上昇すると思います。そして金価格上昇につられるように金鉱株もこれから上昇トレンドが始まります。

グッドラック。

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