バフェット太郎です。

金融とITを組み合わせた造語、「フィンテック」。世界は今、この「フィンテック」の進歩が世界の貧困をなくす可能性が高まっていることを期待しています。つまり、先進国の投資家たちが新興国の人たちに投資することで世界から貧困や飢餓を無くそうとしているわけです。
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▮一日2ドルの生活費でどう暮らすか

以前、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏は、「一日2ドル(約200円)の生活費であなたならどう暮らしますか?」との質問に「ニワトリを育てます」と答えたことが話題になりました。

ビル・ゲイツ氏はニワトリは安くて育てやすいことから、効率の良い投資と考えたわけです。例えば、一羽のオンドリと三羽のメンドリから始めれば、三か月後には24羽のヒヨコが産まれるそうです。西アフリカではニワトリは一羽5ドル(約500円)で売れるそうなので、一年で480ドル(約5万円)の収入が見込めます。さらにこの利益を再投資してメンドリを十羽、二十羽と育成すれば、収入はさらに拡大することが見込めます。

このように、ギリギリの生活を余儀なくされる人たちでも、効率良い投資があれば、投資を通じて生活の質を改善することができる人たちがいます。

しかし、投資や事業に投資をしたくても、最初の資本がなければ始められなかったり、継続して事業をしたくても銀行から融資が下りないため、事業がなかなか拡大できずにいる人たちがいます。


▮新興国の借金事情

例えばインドの地方の人たちが銀行からお金を借りようと思ったら、ひと月当たりの利息が3.84%、年利で57%も掛かります。これは米銀大手のバンク・オブ・アメリカ(BAC)のクレジットカード金利、年率20%を大きく上回る数字です。

借金の世界は、返済能力の低い人ほど高い金利が要求されるため、米国人よりもはるかに返済能力が低いインド人の方が高い金利が要求されるのは仕方ありません。これは、返済能力の低い人にはそれなりのコストが掛かるからに他なりません。

そもそも貸し手は借り手が信用できるかどうか、あるいはどこに住んでいて、事業の中身はどうか、さらにその事業はうまくいっているのか、取引先はどうか、所在や事業の中身はどうか、トラブルがあったときに融資回収の役に立つ情報はないか、逃げ出した時に差し押さえる資産はあるか、など、見張ったり訪問したり、さらに必要な事業を自分の望む方向に後押しすることも考えなければならず、これがコストとなるのです。
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これらのコストをカバーするために、返済能力の低い借り手は金利がどんどん上がってしまうわけです。

ちなみに、こうしたコストは100万円分借りても、1億円分借りてもかかるコストは同じなので、少額しか借りられない中小事業者は融資額に対して、高率のコストを支払わなければなりません。さらに悪いことに、金利が上がると借り手はますます返済能力が低くなり、返済能力が低くなればなるほど踏み倒しのリスクが高くなり、さらに金利が上がるという負のスパイラルに陥っているのです。

そのため、中小事業者は銀行からお金を借りられず、銀行の融資担当者も貸したくても貸せないので、中小事業者はいつまでたっても高利の貸金業者からお金を借りるしかないのです。

これらの問題を解決するための方法として「ソーシャル・レンディング」が注目されています。


▮ソーシャル・レンディングが貧困の解決策となる?!

「ソーシャル・レンディング」とは個人と個人のお金の貸し借りを仲介するオンライン・サービスのことで、途上国のお金を借りたい人と、先進国のお金を貸したい人を繋げることで、途上国の人々は事業に邁進することができるし、先進国の人々は利回りを得ることができます。

また、途上国の人々は投資した事業を通じてお金を稼ぎ、そのお金でバイクや冷蔵庫、テレビなどの大形耐久財を買えるようになり、途上国の経済が拡大することが期待できます。

もちろん、ソーシャル・レンディングが世界の貧困や格差をなくすほど革命的な成果をもたらすわけではありませんが、ソーシャル・レンディングがこれらの問題を解決する重要なツールの一つになり得ると思います。

さて、日本人がソーシャル・レンディングを通じて新興国を応援するなら、「クラウドクレジット」がおすすめです。


▮クラウドクレジットの融資先

クラウドクレジット」は伊藤忠商事が出資したことで一躍国内有数のソーシャル・レンディング企業となりました。具体的な融資先にカメルーンの中小企業があるのですが、これはカメルーン現地で与信活動を行っているOvamba社と事業提携を結ぶことで融資しています。

例えば、中小事業業者の中にはトラック専用のタイヤ輸入販売業者があり、この事業者はOvamba社から融資を受けて、そのお金でサプライヤーから商品を仕入れ、販売します。返済期限は6カ月と十分な長さです。

これらの中小事業者はちゃんと稼いでいるのにも関わらず、商業銀行から融資してもらえないため高利の貸金業者から借金するしかなく、なかなか事業拡大ができないのです。「クラウドクレジット」を通じて、これらの事業者に融資することで新興国の経済発展に貢献することができます。ちなみに利回りは10~12%前後で為替ヘッジ有りも選べます。

この10%という数字に、低成長・低金利の世界しか知らない多くの日本の個人投資家は驚くと思いますが、これは世界的に見ても決して高い数字ではありません。先にも述べましたが、バンク・オブ・アメリカ(BAC)のクレジットカード金利が年率20%、インドの貸金業者が年率57%であることを考えれば、年率10%がいかに良心的な数字かがわかると思います。

ソーシャル・レンディングに対するネガティブな偏見もありますが、世界の貧困を解決する重要なツールの一つになり得る「クラウドクレジット」をバフェット太郎は応援しています!

グッドラック。

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